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古文・漢文 三羽邦美先生の学習アドバイス

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古文・漢文

三羽邦美先生

三羽邦美先生

縦横無尽な知識を駆使し、ゆったりと悠久の世界に誘う独特のストーリー授業が、根強い支持を集める、受験古典界の重鎮。正攻法でありながら歴史的背景を交えた奥深い授業内容に、「古典食わず嫌い」の受験生もグングン引き込まれ、短期間で確実に合格レベルの実力が身につく。

高3生 のキミへの学習アドバイス

試験で点が取れるようになるためには、要領よく問題を解き、すばやく正答を出す力を養うことが大切ですが、そのためには「受験の古文」「受験の漢文」の勉強が必要です。現代文に比べ、古文・漢文は「何をどれくらいやればいいのか」が明らかな科目で、蓄えた知識( 古典文法・古文単語・漢文の句法・漢字の用法など) がそのまま問題文の読解や解答力につながりやすいのです。ですから、まずは土台になる基盤の講座を、高速学習などで早い時期に集中的に学習し、繰り返すことによって知識を頭に定着させることです。「センター試験本番レベル模試」をはじめ各種の模試も、まだ力がついていないと言って先送りせず、現段階の自分の力の認識と、不足している力の認識、ミスを繰り返さない復習が大切なのだという自覚を持って、ぜひ活用してほしいと思います。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

本番の大学入試はまだ先のことですが、早く始めれば、それだけ余裕をもった計画が立てられます。中高一貫校などでは中3までに古典文法が終わっている場合もありますし、新高2生も、とくに漢文などの進度の差はあるかもしれません。古典の世界の楽しさをわかってほしいとは思いますが、古文・漢文の「試験で点が取れる力」をつけるには、どうしても、古文の単語力や文法の力、漢文の訓読や句法の力といった「土台」の知識が不可欠だということはわかっておいてください。しかもそれは「受験のための力」がつくものであることが大切です。自学自習でなく、基礎固めの部分こそ適切な講座を早期に集中的に受講することが有効です。模試も、本番のレベルに対して、今の自分がどれくらいかという認識が大切なのですから、早めに取り組むことをすすめます。