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  • 東進タイムズ 2014年12月01号

公民 清水雅博先生の学習アドバイス

公民
清水雅博先生

政治と経済のメカニズムを論理的に解明しながら、入試頻出ポイントを明確に示す。情熱的な指導で生徒をグイグイ引き込み、驚異の合格率を誇る人気実力講師。著書『政経ハンドブック』(東進ブックス)は、政経受験者のなんと80%が愛用しているといわれる大ベストセラー。

高3生

センターまで残りわずか時事の勉強も忘れずに

 センター試験まで約1カ月半。受験生は知識のインプットとアウトプットの両方に力を入れて学習を進めましょう。インプットの際は、制度・仕組みの定義、できた理由、問題点、問題点の対策、という4つの視点を徹底して押さえること。ただし、インプットは助ェでも、アウトプットのトレーニングが少ないと要注意。「覚えたはずなのに」と本番で痛い思いをする受験生が毎年います。アウトプットのトレーニングには『一問一答【完全版】』シリーズ(東進ブックス)がおススメです。

 最新の時事テーマは必ず触れておいてください。今年は安倍内閣によってさまざまな変化があるので、特に私大入試などで出題が増えると思います。時事が多いから大変というよりは、逆にそれが出題される、お宝がいっぱい転がっているという発想で時事の勉強を頑張ってください。『現代社会の最新時事2015~16年版』(学研教育出版) を活用して勉強に取り組みましょう。

<これよりWEB限定>

 今年、安倍内閣によって集団的自衛権行使についての憲法解釈変更、国家安全保障会議設置法、日本版NSCの設置、防衛装備移転三原則など様々な変化がありました。今年は時事の宝庫です。例えばアベノミクスという政策がありますが、おそらくセンター試験ではアベノミクスという具体的な言葉は出さずに、今の経済政策について聞いてくると思います。一方私大では、アベノミクスの具体的な内容について聞かれるような出題形式が予想されます。

 センター試験ではスタンダードな問題が出ているに過ぎないのですが、正解を選べるかどうかは演習の積み重ねによります。時事の勉強をするときも、細かく調べるというよりは、その背景にある金融政策や財政思想拡大など理論と時事がリンクした部分を勉強することが重要です。演習では、過去問や模試などの選択肢を見て、その選択肢が正解の理由づけ、間違いである理由づけの訓練も行っていくと効果的です。

高1生・高2生

「なんとなくできそう」は誤解です!

 新高3生・新高2生は、興味を持って時事問題に触れてほしいと思います。教科書に書いてあることよりも、現実に起こっているニュースに目を向けると興味を持ちやすいはずです。最近だとアベノミクスや安倍内閣の集団的自衛権の行使についての憲法解釈変更などがあります。そういった話題性のある時事に興味を持ち、理解するところから始めてください。

 「センター試験同日体験受験(1/17・18)」は必ず受験してください。政経もそうですが、公民科というのはなんとなくできそうな気がしてしまう科目です。ですがそれは誤解で、やはり受験なので勉強しないとできません。まずは問題を解き、「なんとなくできそう」という気持ちを一度叩きのめしてもらいましょう。その後は「センター試験本番レベル模試」をペースメーカーとして受験してください。最初は得点を気にしなくていいので、目標に向けて得点を上げていく気持ちで努力することが大切です。

<これよりWEB限定>

 政経を始めるうえでまずは、教科書の内容を押さえることから始めてください。その際に、ただ覚えるだけではなく、「この制度はなぜあるのか?」「なんでこういう政策をやっているんだろう?」という理由を追究していくことがポイントです。問題意識を持ったうえで私の「新政経ハンドブック」(東進ブックス)を入口に学習を開始すれば、成績がぐんぐん伸びていくでしょう。

 センター試験は「倫理、政治・経済」も「政治・経済」も基本的に50点分は全く同じ問題です。また、「現代社会」も7~8割は政経に関する問題です。ですから、最初のうちは政経の力を固めることが得策です。そうしておくことで、後々志望校に合わせてどちらにも対応することが出来ます。