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  • 東進タイムズ 2014年12月01号

古文・漢文 三羽邦美先生の学習アドバイス

古文・漢文
三羽邦美先生

縦横無尽な知識を駆使し、ゆったりと悠久の世界に誘う独特のストーリー授業が、根強い支持を集める、受験古典界の重鎮。正攻法でありながら歴史的背景を交えた奥深い授業内容に、「古典食わず嫌い」の受験生もグングン引き込まれ、短期間で確実に合格レベルの実力が身につく。

高3生

過去問演習で知識の補完と時間配分の訓練を!

 古文・漢文は、土台となる古典文法や古文単語・漢文の句法などの知識の完成度が勝負の科目です。もちろん、この時期にそれらを詰め込んでいる段階ではないでしょうから、センター試験や志望大学の過去問演習を通じて、自分の力を確認したうえで、不足しているポイントを発見して、その知識をマメに補充していくことが大切です。

 センターの過去問演習では、現・古・漢の時間配分と、古・漢をいかにスピーディーに解くかを心がけましょう。文中に解答の根拠を見つけて、正答選択肢との合致を判断する要領も大切です。

 12月23日の「最終12月センター試験本番レベル模試」は、直前期最後の練習の機会ですから、本番同様の緊張感をもって挑んでください。ここまでやってきた講座の学習や自分の頭に蓄えてきた知識の力を信じて、最後のヤマ場に向けて力をふりしぼりましょう!

<これよりWEB限定>

 国公立二次や私大については、各大学の問題研究や対策が必要ですが、その場合でも古文・漢文に関しては、解答のためだけではなく、与えられた問題文の読解のために、古典文法・古文単語・古典常識・文学史・漢文句法・漢字力などの土台の知識が大切なことは言うまでもありません。

 特にセンター試験はマーク式で、正解は「見つければいい」わけです。古文の問1にある短い傍線部の解釈問題や内容説明問題、問2の文法問題、漢文の漢字の読みの問題や熟語の問題、解釈の問題、書き下し文の問題などは、何のポイントを尋ねているかが見えやすい「知識」系の問題で、ここではいかにスピーディーに答えを絞れるかが大切です。その他の、配点の大きい、理由説明・心情説明・趣旨説明・本文との内容合致のような「文脈」系の問題は、必ず本文中に解答の根拠(ヒント・着眼点)があり、すべてその根拠と正答選択肢との合致問題です。こちらもスピード感が大事!

 過去問演習や模試を通じて、「知識で絞り、文中に解答の根拠を見つけて解く!」という鉄則を、最後の最後まで「意識」しながら、本番に向けてがんばってください!

高1生・高2生

受験古文・受験漢文の意識をもって計画を!

 センター試験や大学受験に必要な知識は、学校の授業の三年間で学習するはずなのですが、いざ入試問題を解いてみると解けないことが多いのが現実です。受験に対応するには、日々の学習の中で、できるだけ早い時期から、「受験のための古文・漢文」の意識を持つことが大切です。

 古文・漢文は、現代文に比べると、何について問われているか(古典文法・古文単語・漢文の句法など)のポイントが見えやすく、しかも重要なポイントは限られている科目です。つまり、「何をどれくらい勉強すればいいのか」が見えていますから、あとはそれをいかに効率よく学習するかだけです。現時点の自分の力と本番レベルとの差を知ることができる、受験本番と同じレベルの模試の体験が大切です。「センター試験本番レベル模試」や「センター試験同日体験受験」は、必ず受験しましょう!

<これよりWEB限定>

 大学受験の古文・漢文では、問われやすい「よく出る」ところを、いかに押さえるかが大事です。たとえば、古文なら、300くらいの重要単語、用言の活用、助動詞「る・らる」「む・べし」の意味の判断、反実仮想の公式、「に・なり・なむ」などの識別、接続助詞「ば」の用法、係り結びの法則、副助詞「だに」、願望の終助詞、陳述の副詞の解釈、敬語の種類と敬意の対象の答え方などはできていますか? 漢文なら、返り点のつけ方、漢文の五文型、書き下し方、否定・疑問・反語・使役・受身・比較・仮定・抑揚・限定・願望・比況・詠嘆などの句法(句形)、主な同字異訓・同訓異字などはどうでしょうか? もちろん、まだ時間はありますから「これから」でいいのですが、ポイントは、ダラダラ一年かけてやるのではなく、高1の夏休みや高2の春休みなど、ある時期に集中して学習することが大事です。プラス、定着させるには繰り返すことがとても大事ですから、早い時期のスタートが大切なのです。完璧に1回やるより、ザッとでも3回・4回繰り返すこと!「何をどれだけやればいいのか」を認識し、効率のよい計画を立てて、一日も早くスタートしましょう!