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  • 東進タイムズ 2014年12月01号

英語 大岩秀樹先生の学習アドバイス

英語
大岩秀樹先生

先生の情熱あふれる授業は、英語アレルギーの生徒でさえ英語好きに変え、英語を得意科目にしてくれる。また、『英文をカタマリで読み解く』『本物の基礎力にこだわった明るく楽しい』授業は、幅広いレベルの受験生から大好評! 「知らず知らずのうちにどんな問題にも通用する本物の力が身につく!」と評判の気鋭の講師。著書は40冊以上。

高3生

残された量ではなく自分の進化を見よ!

 センター試験の得点アップのために、過去問やこれまで受験した模試の解き直しは必ず時間を計って行ってください。そこでさまざまな課題が見えてくるはずです。例えば、制限時間内に解き終わらなければどこで解答時間を短縮するかを考える必要があります。時間をかけても解けなければ、自分の弱点や出題形式を見極め、本質的な対策を立てていくことが必要です。

 復習の際に気を付けてほしいのは、問題そのものではなく、そこで問われている力を理解して対策を立ててほしいということです。例えば語彙に関する問題を間違えたとき、間違えた単語だけを復習で覚え直しても真の実力は上がりません。その問題で問われている根本の力、つまり語彙力が不足していると認識し、類義語や反意語も一緒に確認して語彙をもう一度補っておくことが重要になります。解答集や解説授業を活用して、自分に不足している力を明確化し、それを意識した学習をしましょう。

 また、時間を計った演習の際、80分など全問をまとめて解く時間の確保が難しい場合は、大問ごとに解いても高「ません。ただし、全問解くときとは集中力の持続が違うので、大問ごとに想定している制限時間よりも短い時間で解くようにしてください。

 これから先はメンタルとの戦いです。誰しも完璧な状態で試験会場に行けるわけではありません。自分がやるべき課題の量ばかりに注目してしまうと、その量に圧倒されて焦ってしまいます。それよりも、たとえ1日1点でも伸びている! 毎日進歩している!という自分のプラス面に目を向けてほしい。その中で、今自分に足りていない箇所を明確化し、そこをさらに伸ばして行くぞ! という気持ちで進めていくことが大切です。時間が限られているのは皆同じです。とにかく焦らずに進み続けることが合格へとつながります!

<これよりWEB限定>

 東進のデータによると、基礎力がしっかり備わっていて応用の学習をしていない人よりも、基礎力が備わっていないのに応用の学習をしている人の合格率は低くなっています。センター試験が8割得点できているかどうかが、基礎固めの基準になりますので、まだ達していない人は完成を目指しましょう。8割得点できている人は、週1回程度、過去問等を通して時間配分や形式に慣れて実践的な演習をすること。本番で今持っている力を出せるように、力を維持しておきましょう。

高1生・高2生

到達点を知り、まずは土台を完成させよう!

 新高3生は、受験まであと残り1年。受験生としての自覚を持ってスタートする必要があります。これから2~3カ月は、1年後に受験レベルの難解な英文を扱いこなすための土台作り、つまり語彙力や文法、読解法の基礎固めを集中的に行いましょう。新高2生の場合、半年程度をメドに土台作りを進めていってください。

 効率良く学習を進めるには、自分にどのような力が不足しているのかを発見することが必要です。そのためには模試の受験が一番効率的です。特にセンター試験の大問1~大問3は語彙力や文法、読解法の基本が問われる問題です。「最終12月 センター試験本番レベル模試(12/23)」や来月の「センター試験同日体験受験(1/17・18)」で、新高3生はこの大問1~大問3で1点でも高く得点することを目標にして学習してください。今のうちに土台を固めることができれば、今後スムーズに受験勉強へと移行できるはずです。新高2生はまだ模試の得点を気にする必要はありません。自分の課題を見つけ、次の模試までの目標を設定して学習を進めるために受験しましょう。

 勉強を本格的に始めてみると意外と時間が足りないことに気が付くと思います。「自分も必ず受験する日がやって来る」という事実を無視することなく、1日でも1秒でも早く本格的な勉強をスタートさせてその日のために備えておきましょう。そのためにも、今のうちに自分の志望校や憧れの大学の過去問に目を通しておくことをおススメします。自分が解かなければならない問題はどのようなレベルなのか、自分の到達すべき地点をしっかり見据えておくこと。そして模試を活用して、今後の自分にどのような勉強が必要なのかを見極めながら、1、2年後に必ずその場所にたどりついてください。

<これよりWEB限定>

 受験勉強をスタートさせる皆さんには、是非英語を楽しんで勉強してもらいたいと思っています。英語は言葉なので、使ってみることで楽しさがわかると思います。例えば1週間でも短期留学してみるなど、英語を使う機会を少しでも見つけてみましょう。英語の重要性や「ちょっと通じた!」という楽しさが一気に感じられますよ。今後の入試で4技能を測る試験が導入されれば、英語を「話す」ということがより身近になるでしょう。受験だけを突破できれば良いという勉強では将来厳しい状況になります。また、今後人口減が進むにつれて、仕事をするうえでも海外に視野を広げることが避けられなくなってきます。外国語の修得は、今後生きていくうえで絶対に必要な力になるんです。生きていくうえで必要な力を今のうちに身につけることができるのは凄いことだと思いませんか? 学校の行事や部活に打ち込むのももちろん大切ですが、未来の自分の笑顔のためにも、少しだけ時間を取ってあげてください。

 実は僕は元々英語が嫌いでした。しかし受験勉強で英語の楽しさを知り、今はこうして仕事にしています。今まで味わったことのない楽しさを発見できると、その世界で生きて行きたくなるほど好きになるんです。苦手なものは避けてしまいがちので、そういった楽しさを知らないことが多い。苦手なものの中にこそ自分のやりたいことが眠っているかもしれないんです。学習を進めていくうちに知識も増えていきますので、以前は理解できなかったことも今なら理解できる、ということが多々あります。苦手なものこそ、是非もう一度チャレンジしてみてください。