• 東進タイムズ 2020年7月01号

世界史 加藤和樹先生の学習アドバイス

世界史
加藤和樹先生

若くして既に10年以上の世界史指導経験を持つ気鋭の講師。史実に真摯に向き合い、自らの知識と経験を深める為に様々な国へ視察に行くのを趣味としている。世界史の持つ「必然性」と「展開」を重視し、それを図解して捉える授業は、「世界史に興味が持てない」「自分は暗記が苦手かも」と思っている生徒の意識を180度転換させる。

高3生

共通テストではグラフや図版、史料などを用いた、「思考力・考察力」を必要とする問題が増え、単語の丸暗記では得点が伸びにくくなることが予測されます。ただし、基礎知識が大事であることは、変わりません。「暗記」だけの勉強ではなく、「理解」することを意識してください。「世界史を説明できる」ことが目標です。また、地図・図版・グラフ・史料などを確認するクセをつけましょう。

通史を早期に修了し、過去問に取り組もう

この時期は、できるだけ通史の学習(文化史以外)を早めに終わらせましょう。過去問は、通史の学習がある程度全範囲終わった後から解くのが効果的です。ただし、効率よく勉強するうえで、「インプット」だけではなく、既習範囲の問題を解くという「アウトプット」は必須。また、文化史は後回しでも仕方ありませんが、「早めに通史を終える↓文化史の学習も早めにスタートさせる」を意識してください。

現在の先の見えない状況は、「特殊な歴史」を体感していると言っても過言ではありません。将来「2021年の入試は大変だったんだぞ!」と歴史の体感者として、成功体験を語ることを想像してほしいです。また、世界史上「ペスト」「天然痘」「インフルエンザ」など、人類に猛威を振るった疫病に対し、人類がどう対応してきたのかを、調べて学習の幅を広げることもできます。ぜひ、この状況だからこそできることが何なのかを考えていきましょう!

高1生・高2生

高3生と同様に、「暗記」だけの勉強ではなく、「理解」することを意識しましょう。そのためにまずは、「インプット」と「アウトプット」を繰り返すという、効率の良い学習方法を身につけることが大切です。ぜひ『世界史の勉強法をはじめからていねいに』(東進ブックス)を参考にしてください。

歴史への興味から学習を始めよう

単元に関しては、興味のある単元から始めることをおススメします。興味がないと頭には残らないので、「好きな範囲」「得意な範囲」を作ることが大切です。また、共通テストに対応するために、普段から資料集などを見て、地図・図版・グラフ・史料などを確認するクセをつけましょう。これらに触れる回数を増やすことで、「慣れる」ことが大切です。

映画・小説・漫画など歴史をテーマとした作品はたくさんあります。そこから興味を広げてみるのも一つのきっかけです。歴史に親しむ時間を増やすことで歴史への興味を深め、世界史の勉強が楽しくなってしまえば、こっちのものです。歴史を楽しみましょう!