夏休みが例年よりも短くなる分、より意識的に時間を使わなければなりません。勉強計画をしっかり立てること。これに尽きます。その際は「何をいつまでに仕上げるか」をしっかりと決めましょう。長い時間勉強しても、その内容が伴っていなければ成績は上がりません。勉強は時間の長さではなく質の高さです。ただ、自分自身で計画を立てることは意外と難しく、その計画が正しいのかどうかを判断する必要もあります。学校や東進の担任の先生ときちんと相談し、最適な計画を立てましょう。もし苦手な単元がある場合には、なるべく早めに解決しておくこと。そして、単語の再確認！　また、英文のカタマリを見抜くことが苦手だったり、英文の意味を上手く捉えられないという生徒は、今まで受講した授業の復習をしましょう。その際は、テキストにある英文の音読を忘れずに。

また、1週間のうち数時間は自分へのご褒美の時間を確保することも大切です。そうすることで、ストレスをうまく発散しながら勉強を続けることができます。

過去問を解き、入試本番の戦略を立てる

共通テストはセンター試験とは大きく異なるので、対策は必須です。新しい出題形式に慣れるために、共通テスト型の模試は必ず受験しましょう。さらに東進の「過去問演習講座 大学入学共通テスト対策」などを活用し、しっかりと正しい解き方を学びましょう。

私大はそれぞれの大学・学部で特徴的な問題が出ることが多いので個別の対策が必要です。また、国公立二次試験に向けては英作文で差がつくのでこちらも東進の添削講座や「過去問演習講座」を受講して、合格答案の作り方を学びましょう。記述式の問題で高得点を取るにはコツがあります。演習の後には、解答を添削してもらうとベストです。また、過去問を解くと「時間が足りない」という生徒がいますが、「時間が足りない」と嘆くのではなく、「時間内で解き切るように」、もしくは「時間内でベストの点数を取れるように」戦略を立てることが大切です。

センター試験から共通テストへと入試問題が大きく変わるだけではなく、コロナ禍で学校が休校になり、思うように勉強ができなかった生徒もいると思います。ですが、入試に向けて力強く進んでいってください。私だけでなく、皆さんのご両親、学校の先生方、校舎の先生方は全員皆さんのサポーターです。自信を持って入試に向けて突き進みましょう！ 応援しています！

高2生・高1生はまず英単語です。東進生は「高速マスター基礎力養成講座」の上級英単語まで一気にマスターしてください。知っている単語が増えれば、英語の長文を読む際も、いちいち辞書を引く必要がなくなるので勉強を加速させることができます。

単語を覚えた後は英文をカタマリで捉える訓練をしましょう。カタマリで捉えるというのはthat節や関係詞等が作るカタマリを見抜けるようになることです。そのためには授業で扱った英文を何度も音読することです。英文の意味のカタマリを理解しながら音読をしましょう。

最後に文法です。基本文法はとても大事ですが、文法にこだわり過ぎるのは良くありません。「文法が分からない」と話す生徒の大半は文法よりも単語力に問題があることが多いです。高校生が習う文法はそこまで複雑なものはないので、まずは単語をしっかりと押さえましょう。

気持ちを新たに苦手をなくす夏にしよう

毎日を漫然と過ごさないために、「計画を立て」、「ToDoリスト」を作ってみましょう。私自身も毎朝その日にすべきことを紙に書き出し、ToDoリスト化しています。そうすることで、1日を充実したものにできます。ちなみに、私は作業を終えたらその項目を二重線で消すのですが、その消す作業は快感です（笑）。

世の中の問題にも関心を持ちましょう。簡単な方法はニュースを見ること。新型コロナウイルスの問題だけでなく、世界ではさまざまな問題が起こっています。日本のニュースも良いですが、できればBBCニュースなど国際的なニュースメディアのウェブサイトを見てみるのも良いと思います。日本とは放送されているニュースが違うので、とても勉強になりますよ。

「4～6月にもう少し勉強しておけばよかったなぁ」と後悔している生徒もいるでしょう。よくわかります。ですが、時間は巻き戻すことはできないので、その反省を生かし、今日から気持ちを新たにしっかり頑張りましょう。この夏は全力で勉強に取り組み、苦手をなくす夏、飛躍する夏にしてほしいと思います。応援しています。Goodluck!