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英語 香川龍志郎先生の学習アドバイス

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香川龍志郎先生

香川龍志郎先生

熱気あふれるトークで繰り広げられる軽快かつ明快な講義は、君の 〈わからない〉と〈わかったつもり〉にダイレクトアタック。基礎から最難関まで、毎年あらゆるレベルの生徒から「目からうろこが落ちました」と評されるその講義はまさに、痛快、爽快、大正解。「モチベーター」としての評判も高く、授業後には満足感だけではなくやる気に溢れた君自身が必ずやそこに!

高3生 のキミへの学習アドバイス

過去問演習というのはその時点での自身の単なる「力試し」ではなく、その後の勉強をさらにブーストさせるための燃料を-良い結果からは自信を、悪い結果からは成長の糧を-補給するためのものだということを、けっして忘れないでください。例えば語彙・イディオム・文法・構文などの知識事項の抜けや、客観式問題との向き合い方・消去法のアプローチといった課題をあぶり出し、それを明日からの学習に還元していくことができれば、これほど現実的かつ確実に、目標へと歩を進める糧となるものはありません。

解答の「プロセス」に重点を!

日本語での記述問題でも英作文であっても、模範解答との距離感を基準に判断しようとする人が多くいますが、これでは得られるものはほとんどありません。記述問題は、どこを解答根拠にするか、文構造をどう把握するか、何をテーマにしようか、といった解答作成における過程がしっかりと捉えられていれば、結果的に答案に多少のズレがあってもしっかりと点数は与えられます。解答への正しいアプローチとそこへのプロセスがしっかりと言語化されている媒体を拠り所にすることが肝要です。

その点で一番おススメなのは東進の「過去問演習講座」です。答えよりもそこに至るためのアプローチと思考プロセスをできる限りみなさんに共有しています。ぜひ活用してくださいね。

今年受験生となった皆さんは、例年の受験生以上に大きな不安と焦りを背負わされていることでしょう。このような状況下では、もちろん「できない」理由は数えきれないほどあり、それを理由にしたところであなたを責める権利など周りの人間はおろか、あなた自身にすらありません。ですがそんな中でもほんのわずかな「できる」理由に光を見出し、その足取りは重くともけっしてその歩みを止めることなく、一歩、また一歩と少しずつでも前に進み続けることができれば、こうした厳しい状況にあっても必ずや自身が求める高みへと到達できると私は信じています。一歩ずつで構いません。焦らず、着実に、ともに進み続けましょう。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

学年が上がり受験が近づくと、自分の成績の向上が大きな関心事となってくると思います。もちろんそうして自分の立ち位置を意識すること自体は素晴らしいことなのですが、問題なのはその「尺度・拠り所」を何に求めるかということです。

私が皆さんに提案したいのが、自分の成長は目標達成の成否ではなく、「修了度」で考えようということです。具体的に言うと、『◯◯点取れた!』だけに価値を置くのではなく、『◯◯まで終わった!/◯◯までマスターした!』ということに自身の成長を測るうえでもっと大きな価値を見出してほしいのです。一つひとつの学習を着実に「修了」していくことで、間違いなく前に進んでいきます。

正しいルールに基づいた文『法』・語『法』の修得を

文章やそれを構成する単語にはそれぞれ『法』、つまりはその使用の際に「従うべきルール」があります。私はこうしたルールに従わない人の英語を『ヤンキー英語』と読んでいます。本当は素晴らしいことを述べていてもその見た目が最低限、従うべきルールを無視したようなものであれば、その真意を相手にわかってもらうのは難しくなります。この一年で『法』をしっかりと学び直しましょう。間違った癖がついてしまうと時が経てば経つほど矯正するのに大きな労力が必要になります。今ならまだ間に合いますよ!

思い描く「ゴール」との距離感をつかもう

何かを「スタート」する際に最も重要なことは何だと思いますか? それは「ゴール」を見据えることです。例えば具体的な大学をゴールに設定してみましょう。後で変更しても問題ありません。設定できたらその大学の最新年度の過去問から、読解の大問一つをピックアップして、全力で解いてみましょう。辞書を使って、時間も気にせずにで結構です。そのうえで今の自分がどの程度戦えるのか、解いてみて感じたことをノートに書き留めておきましょう。それがあなたの受験勉強の「スタート」地点です。その後は学期の変わり目のたびにその問題に改めてトライし、またその時の印象をノートの続きに書き留めてみてください。自分がゴールに近づけているのか、あるいはいないのか、を実感できるはずです。