共通テストニュース 新課程入試について

生物 山口学先生の学習アドバイス

SCIENCE

生物

山口学先生

山口学先生

「生物の楽しさを教えたい」という熱き夢を持ち、時には笑いとユーモアを交えた講義は、多くの生徒から大好評。整理された綺麗な板書は、授業後の復習にも役立ち、生命現象の理解を深めてくれる。生命現象の生じる理屈を追求した授業であると同時に、生物の面白さを体感できるはず。

高3生 のキミへの学習アドバイス

新たに始まる共通テストでも、出題の基となるのは教科書であることに違いありません。教科書を読み直すことで、生命現象のしくみや原理の確認ができ、分野の垣根を越えた融合問題にも対応できます。また、教科書を読んで確認した知識を活用して問題を解く力を養うためには、共通テストの問題集やセンター試験の過去問を繰り返し解くことも大切です。問題を解く時間は本番より短く設定しましょう。

「最終12月 共通テスト本番レベル模試」の復習は間違ったところを分析しましょう。特に知識での間違いなのか、考え方の間違いなのかを判断してください。知識の間違いであるなら、正しい知識のまとめを、考え方の間違いなら、データ分析をどのように間違ったか、リード文の読解のどこに注目したらよかったかなどを調べてください。

日々の努力を惜しまない

12月は過去を振り返らずにただ前を向いてひたすら勉強することです。不安になる時期ですが、その不安を忘れるぐらいに勉強しましょう。特に現役生については、問題を解いた分だけ知識が定着し、努力が点数に反映されます。気持ちが落ち込んだ時は夢や目標を思い描き、「その夢を掴むために今頑張っているんだ」と自分自身に言い聞かせましょう。一番大事なのは今やっていることが一つひとつ将来の自分に繋がることだと思って自分自身に負けないことです。夢を掴むためにも日々の努力を惜しまないで頑張ってください。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

生物基礎の全範囲が終わっているなら、もう一度教科書を読み直したり、問題集を解き直したりしておきましょう。生物や共通テストは中学生の知識や生物基礎の知識がある前提で問題が作られているので、今の段階でしっかりと土台作りをしておくことが大事です。生物の範囲であるなら、「遺伝子」に関する範囲は入試頻出の内容なので、しっかり復習しておくことをおススメします。

いかに知識を使うかを常に意識しよう

君たちが受ける共通テストの問題は思考力や読解力が求められます。単に知識を覚えるだけでは点数にならず、知識をいかにして使うかが求められています。教科書で習った範囲の実験考察やグラフなどを自分でしっかりと説明できるようにしましょう。また、生物基礎の問題では会話文からの読解力が求められるので、友人と生命現象のしくみを説明し合ったり、習った知識が普段の生活でどのように使えるかを話し合うこともいい勉強になるでしょう。

生物という科目は生命現象を楽しみながら、知識をコツコツと積み上げていけば、最後は必ず武器になる科目です。夢を掴むためにぜひ頑張ってください。