• 東進タイムズ 2021年1月01号

地理 村瀬哲史先生の学習アドバイス

地理
村瀬哲史先生

地理に多くの時間はかけられません。だからといって「覚えるだけ」と思っていませんか?もちろん知識量が多いと解答しやすくなるのは事実です。しかし、地理には「何でそうなるのか」という理由があります。丸暗記ではなく、「そうだったのか!」と気づき理解できたことはなかなか忘れません。地理を理解する、考えることがおもしろくなる、そのような授業を行います。

高3生

試験当日、見たこともない問題が出題され、それを間違えてしまうのは仕方ない。しかし、模試や演習などで一度やった問題やそれに似た問題を間違えると、こんなに悔しいことはありません。

これまでに間違えた問題の見直しを丁寧に行うこと。1回間違えた問題を2回、3回と間違えていたら点数は伸びません。次に同じような問題が出たときには、絶対に正解することが大切です。

統計図表の読み取り問題では「どのように解答を出したのか」という手順を確認すること。正誤判定問題では「どの部分が誤りなのか」を一つひとつハッキリさせること。「根拠」を持って正解を絞り込む作業をひたすら繰り返していきましょう。

手がかりは問題文や統計図表の中にある

試験前日や試験会場に行く電車の中で見たノートやテキストに書いてあったことが試験に出た! という話を聞いたことがあるかもしれません。

「そんなことありえない」と笑い飛ばすのもいいですが、一つ言えることは、そのような経験をした人は、試験開始ギリギリまで努力をしていたということ。そのような奇跡を引き寄せるためにも、最後まで粘り強く頑張ってください。

センター試験から共通テストに変わることで、不安になっている人も多いと思います。試験が始まり問題冊子を開くと、これまで見たことがない形式になっていて、戸惑うかもしれません。

ただ、問題を解く手がかりは、問題文や統計図表の中にあります。そして、これまで勉強を積み重ねてきた皆さんの頭の中にあります。終わりのチャイムが鳴るまで、粘り強く考えてください。

高1生・高2生

共通テストの地理は、問題形式が独特で、中学入試や高校入試とは少し異なります。「共通テスト同日体験受験」にチャレンジし、今、「共通テストってこんな問題が出るんや」と知ることで、今後の学習計画を立てる際に非常に役立ちますよ。

地理の勉強は、まず「地形」と「気候」から取り組んでください。これらは、地理を「理解」するための基本になる分野です。他の分野を学習する際の理解が早くなります。

例えば、石炭の輸出国であるオーストラリアでは、東部で石炭が産出されますが、地形が関係します。南アメリカには標高2000m以上の高山地域に都市が発達していますが、これには気候が大きく関係します。

「理解」を意識して学習に取り組む

大学受験でも暗記はもちろん必要ですが、理解することはもっと重要です。教科書に出てくる用語、統計の順位などを丸暗記するのではなく、「何でそうなるのか」を考えてみてください。考える習慣を早いうちにつけておくと、受験学年になった時に非常に強い武器になりますよ。

ただ、この時期は地理よりも、まずは英語や数学にじっくり時間をかけることをおススメします。