• 東進タイムズ 2021年2月01号

化学 立脇香奈先生の学習アドバイス

化学
立脇香奈先生

自ら鉱山を巡り発掘しに行くほど「石」をこよなく愛する講師が展開する講義は、様々な切り口から化学の面白さと奥深さを感じさせてくれる。覚えることも多い化学だからこそ、常に「なぜ」「どうして」を優しく丁寧に追求する。「規則性のない学問はない」を信念に、化学の世界における規則性や法則性を見出しながら、学ぶ楽しさを与えてくれる。

高3生

本番さながらに、制限時間を設けて過去問を解く演習をしましょう。どこの大問から着手するのが自分に合っているのか、解けそうな問題にハマって時間を無駄にすることがないように、本番までに時間配分のプランを複数用意しておきましょう。

化学は本番直前まで伸びます! 多くの受験生が、習った当時はできたけれど、それをどこの引き出しにしまったか忘れてしまっていることが多いだけだからです。多くの問題に触れて、どこが抜けているのかのチェックが必要です。過去問3年分は必ず解く。時間確保が厳しいようなら、忘れかけているテーマをピックアップし、これまで使い込んできた問題集で最終確認するのも手です。時間配分を想定した練習をすること、抜け落ちているところがないか多くの分野を一気に最終チェックすること、この二つが重要です。

本番を経験すればするほど強くなる

受験は本番の試験をこなせばこなすほど強くなります! 場慣れしていくのもありますし、各大学で似通ったテーマが出題されることもあるからです。試験の解き直しも重要ですが、できなかったテーマを自分の信じた問題集で必ずできるようにし、次の本番に生かしましょう! せっかくの経験を無駄にしない!本番直前や受験期間中は、自分の気持ちを整えることが本当に重要です。「ほらね、やっぱりできなかった。次もできないんだろうな」と自分に呪いをかけたら、その時点で掴めるものも掴めなくなってしまいます。自分を信じて、自分が流れを作っていくんだと気持ちを強く持ってくださいね。

高1生・高2生

化学でまず着手したい単元は、「モル計算」「結合と結晶」「中和反応と量的関係」です。「モル計算」は言わずもがなですが、「結合と結晶」は多くの物質の性質を予想するうえでも極めて重要な分野です。「ダイヤモンド、石英・水晶が硬く、融点が高いのはなぜ?」「塩化ナトリウムは分子ではない?」など、重要な要素が詰まった単元です。意外と受験生でも苦手な生徒が多いのも特徴です。「中和反応と量的関係」は、身の回りにも多くの酸性・塩基性物質が存在しますし、実験テーマと絡めてもできるようにしておくと今後の自信につながります。

見える世界が変わる学習を

化学をより得意にするために、2月の「共通テスト本番レベル模試」を目安に、単元を絞って短期集中で気合を入れて勉強を進めていきましょう! 成長が少しでも実感できると見える世界が変わります。模試の対策なんてナンセンスだという人もいますが、この時期の模試に関してはそうは思いません。何もしないで受けた模試よりも、明らかに手ごたえも結果も変わります。自分のモチベーションを高めて、良いスタートを切れると、これからの自分が大きく変わります。受験勉強を今から始めて、流れを自分に引き寄せましょう!