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英語 慎一之先生の学習アドバイス

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慎一之先生

慎一之先生

関西の若手・実力講師が全国の受験生へ。君の夢を叶えるために、正しい「努力」の仕方を教えます。徹底した基礎修得から英語力をグイグイ伸ばし、最難関大学へナビゲート。予備校講師になるという夢を実現した慎が、今度は東進生の夢を実現。言葉に熱い想いと情熱を込めて、全国の生徒を90分間魅了する感動の授業! 慎が贈る、真の英語を君に伝授する!

新高3・2生 のキミへの学習アドバイス

日ごろから英語力を強化する習慣を

今年の大学入学共通テストのリーディングでは、第1問ではメールのやりとりで相手にどのような返信をするべきかという、次の展開を推察する力を問う問題が出題されました。また、第2問の「事実」と「意見」を区別させる問題は、特徴的な問題だと言えますが、語彙力や読解力があれば解きにくい問題ではありませんでした。第3問以降の問題では、正確な情報の読み取りがポイントになりますが、設問によっては複数の情報を見つけ出さなければならないものもあって、細かく英文を見ていく必要があります。

リーディングで高得点を取るためには、日頃から語彙力を強化していくことが何よりも大切です。センター試験の過去問なども活用しながら、主に内容一致問題を含む読解問題に取り組んでいくと良いでしょう。各設問に対しては、必ずそのヒントとなる該当箇所があります。なんとなく解答するのでなく、該当する英文や情報がどこかを意識して演習していきましょう。

リスニングは、何よりも第3問以降は英文の読み上げ回数が1回ということで、難易度も高く感じたでしょう。日頃から音声を聞き、耳を慣らしていくことも大切なことですが、正確な聞き取りをするために、単語を覚えるタイミングで、発音やアクセントも同時に学んでいく必要があります。音読にも力を入れましょう。音読はただ英文を読んでいるだけでは力がつきません。音と音のつながりを意識したり、ネイティブスピーカーがどのように発音しているかを確認しながら学習しましょう。また、ストーリー展開を意識して、誰の発言なのかといった想像力を働かせて聞くことも大切なことです。

リスニングはけっして短期間で身につくものではありません。毎日の習慣として今日から始めてください。

普遍的な力を正しい学習で身につける

大学入試が変化する中でも、やるべき勉強は根本的には変わりません。

A 単語・語彙力の学習

毎日決まった個数を学習しましょう。ネイティブスピーカーの音を聞き、それを真似て音読。基本は「聞く」ことです。音読は発音・アクセントも意識してください。単語は品詞も覚えていきましょう。

B 文法の学習

英文法は英語学習の土台です。テキストや問題集を用いて進めていきます。その際に重要なことは「なぜその答えになるのかを、自分で説明することができるまで学習する」ということです。文法はどうしても覚えなければならない項目もあります。大切なことは継続することです。

C 長文の学習

《精読》→《速読》の流れで学習していくことが重要です。《精読》は一文一文の正確な訳出です。その際には、前記のA、Bの学習ポイントが活用できます。英文の構造を意識して主語や述語、修飾関係などの意味のつながりを考えることが重要です。《速読》はただ単に速く英文を読んでいくことではありません。段落ごとに内容をつかみながら文章を読むことです。段落ごとの要約ができて初めて、《速読》ができます。