• 東進タイムズ 2021年3月01号

数学 山之内聖拡先生の学習アドバイス

数学
山之内聖拡先生

エネルギーが溢れる熱く前向きな授業で、多くの生徒から強い信頼を受け、やる気と実力を向上させている。 公式や定理の使い方ばかりでなく、成り立ちを徹底的に追究することで、「問題の外見」ではなく、「問題の本質」を見抜く力を付けさせる。 合言葉は『やればやるほどのびる!』。考える楽しさを体感し、いつの間にか数学が大好きに、そして得意科目に!

高1生・高2生

文章を正しく早く読む力を

みなさんは共通テストを解いてみましたか?

今年の受験生から話を聞くと「時間が足りなかった」「文章をうまく読めず何を聞かれているかわからなくなって混乱してしまった」などという意見が多かったです。ページ数も文字数も多かったので「問題を解くこと」よりも「問題を読むこと」で苦戦してしまったかもしれませんね。

数学Ⅰ・Aでは、第2問のストライドとピッチの関係式をつくるところで躓いた人が多かった印象です。問題文に「一次関数と仮定した」や「z=( )x+( )」と書いてあるのにです。

聞いてみると、そこの手前の「ピッチが0.1小さくなるという関係がある」まで読んだところでどんな関係かを探ろうとして混乱してしまったそうです。

まずは解く前にその問題文をひととおり区切りの良いところまで読んで「何を聞かれているのか、何をするのか」を把握してから問題に取り組むだけで大きく得点を伸ばせるはずです。

また、数学Ⅱ・Bでは第1問[2]ように、(1)「相加平均と相乗平均の関係から」や(3)「左辺と右辺をそれぞれ計算することによって」などの問題文の記述により、考え方がわからなくても指示に従って計算すれば答えが導けるものがありました。第4問の漸化式の問題や第5問のベクトルの問題も、考え方がよくわかっていなくても指示に従って計算すればある程度は導けるものでした。

このように、共通テストでは数学の知識や技術、計算力はもちろんですが、文章を正しく速く読むことも求められています。東進の共通テスト対策講座などを通してそのコツを掴んだうえでしっかり練習しましょう。

上達の合言葉「フムオリャヨシダ!」

「フムフム」と理解・納得し、「オリャー!」と手を動かして練習する。問題を解いて「ヨッシャ!」と達成感を味わう。それを繰り返すうちに「ダイスキ」になる。フムフム→オリャー!→ヨッシャ!→ ダイスキで「フムオリャヨシダ!」というわけです。

いまいち得点が伸びない分野は、フムフムで終わっていませんか? フムフムが不十分なままオリャー! とやっていませんか? 自分のレベルに合った問題に取り組んでいますか? そうでないとヨッシャ! という達成感は味わえません。これを意識して日々の学習に取り組んでみてください。きっと成果が現れるはずです。

また、大学受験に向けての数学には優先順位の高い問題とそうでない問題があります。独学では優先順位がわかりにくくどれも均等に進めてしまいがちなので、まずは東進の講座を通してその優先順位を知ってください。そして、その単元の骨格をなすような知識や技術、解法を優先的に身につけましょう。そうやって骨格をつくりその全体像がつかめればもはや苦手とは思わないレベルの実力になっています。あとは、その骨格に少しずつ筋肉をつけ、得意分野にしていくだけです。一緒に頑張りましょう! 合言葉は「フムオリャヨシダ!」