• 東進タイムズ 2021年6月01号

物理 宮内舞子先生の学習アドバイス

物理
宮内舞子先生

たくさんの文字や公式に溺れそうになっていませんか?"イメージ"という言葉の間違った使い方に振り回されていませんか? 公式は物理現象を読み解くための"道具"にすぎません。ていねいで色彩豊かな板書とわかりやすい講義で、シンプルな物理の世界へ君をサポートします!『物理の勉強法をはじめからていねいに』(東進ブックス)も大好評発売中。

高3生

物理は「系統立てて勉強する」ことがとても重要です。まず手をつけるべきなのは力学、次に電磁気です。目安としてここまでを夏休みの終わりまでに志望校一歩手前のレベルまでできていれば、秋以降に残りの熱力学・波動・原子物理の各分野の演習を重ねつつ、過去問などの志望校対策をスムーズに進めていくことができるはずです。

理系は「理科を制する者は受験を制する」といっても過言ではありません。物理で大事なのは、「インプット」と「アウトプット」の役割分担を明確にすることです。「インプット」とは物理量や法則、関係式などの性質を正しく知ること。「アウトプット」は自分でしっかりと手を動かして問題演習をする以外の方法はありません。注意してもらいたいのは、難しすぎる問題集は選ばないことです。問題演習の目的は「インプットした知識を整理し、正しく使えるようにすること」なので、はじめから難しい問題集に手を出すのは逆効果です。

模試後は既習分野のミスを分析しよう

今の段階では、演習不足で模試で思うように解けないことはよくあることです。既習分野なのにできていなかった時は「なぜ間違ったか」を分析してください。また記述式の模試では、返却された答案をしっかりと見てください。模試は答案を書く練習の貴重な機会なので、自分が無駄な減点をされていないかしっかりと確認しましょう。

受験では大きな山場となる夏休みを前に、「頑張ろう!」という気持ちと、「でもまだまだ時間はある」という気持ちの二つが心の中にあるかと思います。夏休みを有意義に過ごし、秋以降のスピード感についていくためには、今しっかりと自分の勉強のペースや方法を確立しておく必要があります。いい形で夏休みを迎えるためにも、ここで一頑張りしておきましょう!

高1生・高2生

高2生は物理の授業が学校で始まったばかりの人が多いかと思います。初めに扱う「力学」は、物理の中でも最も重要かつ入試において頻出な分野なので、ここを今のうちに押さえておきましょう。

高1生は、まず物理の基礎をしっかりと作っていきましょう。物理では数学はもちろんですが、文章読解能力もとても重要になってきます。数学の関数の扱い方や三角比は物理と直結するので、マスターしましょう。

試行錯誤しながら学習法を確立させよう

高2生・高1生は贅沢に時間が使える時期です。勉強についても、どの教科にどのくらい時間をかければよいのか、どの時間帯がいちばん集中力があるのか、どこで勉強するのがいいのかなど、自分にいちばんマッチした勉強法は、自分で試行錯誤しながら見出しましょう。高2の後半までにしっかりと自分の勉強法を確立することができていれば、高3になってからの受験勉強がスムーズに進むはずです。

まずはせっかくの高校生活、大学入試ももちろんとても大事ですが、高校生活でのいろいろな経験もとてもとても大切です。そのうえで、大学や受験勉強に関して、少しずつ具体的に考えていけるようになるといいですね。