• 東進タイムズ 2021年7月01号

数学 沖田一希先生の学習アドバイス

数学
沖田一希先生

「数学が苦手、でも何とかしたい!」という高校生の期待に応え、短期間で数学力を徹底的に養成し、バラバラな知識を統一・体系化していくプロ中のプロである。熱く情熱的な沖田ワールドは時が経つのを忘れさせ、君の数学力を飛躍的に向上させる。

高3生

夏休みになったら頑張ろうと思う人は多いですが、夏休み前の今から頑張ってください。夏休み前から頑張った人は、夏休みには加速度がついてさらに頑張れます。

入試や資格試験の必勝法は過去問の演習です。過去問に始まり、過去問に終わると言われるくらい過去問演習が大事です。

とはいえ、基礎力なくして過去問を解くことはできません。ここまで順調に学習してきた人は遅くとも夏休み前までに基礎学習を終え、夏休みからは過去問演習をスタートしてください。学習が遅れ気味の人は今がラストチャンスです。まだ学習が終わっていない分野を東進の高等学校対応数学を利用するなどしてなるべく早期に仕上げてください。

何かしら特別な科目のように言われる数学ですが、受験ではほかの科目と同様に、暗記したものをアウトプットする能力が要求されます。結局は暗記です。しかし、理解したうえで暗記しなくてはいけません。何故このように考えるのかを意識して学習を進めてください。どうしたらこのような解答になるんだろうと悩んだときは、基礎に戻ることが大切です。

毎朝「なりたい自分」と「何をすべきか」を考えよう

夏休みは規則正しい生活・毎日学習する習慣をつけましょう。学習の際は集中して、意識的に単位時間当たりの学習量を増やしてください。毎日コツコツというよりは毎日ガツガツやるくらいでちょうどいいです。この夏頑張れば、入試直前期には夏の2倍から3倍、またはそれ以上の学習量ができるようになります。

夏は弱点だらけで合格点には程遠いという人が大半だと思います。模試では思うように点数が取れなくても気持ちを折らないことが大切です。東進模試の場合は、受験後に解説授業を利用するなどして効率的な学習を心がけることも大切です。

目標がないと日々漫然と時間を浪費しがちです。有限な時間を浪費しないために毎朝、目が覚めたら「なりたい自分」と「そのために何をしなくてはいけないか」を真剣に考えてください。目覚めたらすぐにその2つを考えることを習慣化しましょう。そうすると、日々の行動が変わります。

不安や焦りの感情を持つのは未来を考えることのできる人間の宿命ですが、それらの感情に押しつぶされては元も子もありません。状況はみんな同じです。「今までこんなに勉強したことなかったな」と思えるくらい、学習する夏にしてください。

現代社会を生き抜くためには世の中の動きや諸問題に敏感であることが求められます。世の中に興味を持つこととは自分自身に興味を持つことでもあります。しかし、敏感であっても動じる必要はありません。やるべきことに真摯に向き合う君でいてください。

高1生・高2生

受験勉強をスタートしていますか? 学校の課題や、定期テストの範囲の勉強をしているものの本格的な受験勉強に取り組んでいる人は少ないかもしれません。得意な人を除いて数学は独学しにくい科目です。東進の講座を利用するなどして学習を進めてください。また、計算力は大切です。普段から早く正確に解くことを意識した学習を心がけてください。

8/22(日)の「共通テスト本番レベル模試」を目標に学習を進めましょう。学習に取り組む際は予習よりも復習を大切に。予習は解答作成時、5分間手が止まったら解答を確認するという意識で大丈夫です。解答を見ることに罪悪感を抱く人がいますが、考えてもわからないものはわからないし、何よりも貴重な時間の浪費になります。

なりたい自分に近づく夏にしよう

高2生は今すぐ受験生モードに切り替えましょう。入試では高2で学習する「三角関数」「指数・対数」「数列」「ベクトル」「微分・積分」の分野で得点差がつきやすく、これらの分野を苦手にしている高校生は非常に多いです。苦手とする理由はズバリ演習不足。ことさら、これらの分野が難しいわけではありません。内容を理解することは大切ですが、「習うより慣れろ」という感覚も必要です。たかが受験数学で未来の自分の進路を狭めてはいけません。なりたい自分に近づく夏にしてください。

高1生は中学生気分が残っているかもしれません。高校入試のとき以上に学習している感じがない人は要注意。定期テストが終了したら、大学入試を意識した学習に取り組みましょう。意識するのとしないのでは二年半後の大学入試で大きな差が生まれます。夏休みにはこれまでの学習内容を総復習するとともに一つ、二つ先の単元まで学習を進めましょう。夏休みの間に高1で習うすべての分野を終わらせるつもりで取り組んでください。