• 東進タイムズ 2021年7月01号

生物 山口学先生の学習アドバイス

生物
山口学先生

「生物の楽しさを教えたい」という熱き夢を持ち、時には笑いとユーモアを交えた講義は、多くの生徒から大好評。整理された綺麗な板書は、授業後の復習にも役立ち、生命現象の理解を深めてくれる。生命現象の生じる理屈を追求した授業であると同時に、生物の面白さを体感できるはず。

高3生

秋からの本格的な志望校対策のために、この時期は最後の「基礎学力の定着を図る」ことが大事です。苦手分野を中心に徹底的に演習しましょう。

夏休みは不規則な生活になりがちですが、「朝は決められた時間に起きる」「寝る時間も十分に確保する」ことが夏の時間の使い方の基本になります。人間の生物時計は一度リズムが崩れるとなかなか元に戻せません。睡眠時間を削ることは最もいけません。睡眠中に記憶は整理整頓され、知識が定着します。睡眠時間は最低6時間は取るようにしましょう(取りすぎもあかんで!)。

勉強に関しては、まず平日の大まかなスケジュールを立てましょう。分刻みでスケジュールを立てると、ノルマをこなすことが目的となり、結果何も残らないことが多いです。

模試は時間配分の意識を持って取り組む

模試は「復習が大事」。現役生あるあるですが、模試を受験し、合否判定と偏差値の成績だけ見てそのまま放置することが多い。理科は学校や予備校で習った範囲が8割取れているかに注目し、超えていればその分野の知識や考え方が定着していると考えてよいでしょう。しかし、超えていない場合はその分野の知識が曖昧なのか、考え方の間違いなのか分析をしましょう。特に大学別模試は、どの問題にどれくらい時間がかかったかなどの時間配分を再確認しておきましょう。この時間配分の意識は本番の入試で非常に役に立ちますよ。

夏の勉強は合格を決める第1関門です。夏に勉強を十分にやり切ったと感じられれば、秋以降勢いに乗れます。今年の夏だけは自分を律して、勉強に専念しましょう。

高1生・高2生

受験では、学校で習った範囲の内容を定着させて基礎学力を築くことが大事です。夏休みの宿題は絶対に終わらせて、大学受験を意識するなら、宿題の範囲でなくても教科書傍用問題集で基本問題だけでなく応用問題までやっておくと良いでしょう。夏休み明けを想定して、教科書を先に読んでおくこともおススメです。

休みになるとつい夜更かしをしてしまいますが(気持ちはすごくわかる〔笑〕)、生物が持っている体内時計は一度崩れるとリズムを元に戻すのには時間がかかります。起きる時間や就寝時間を決めれば、生活リズムは整いますし、勉強のサイクルも崩れにくくなりますよ。

高校生活を楽しみながら受験勉強の準備を

高校生の時間は二度と戻ってきません。部活や学校生活を大いに楽しんでください。勉強に関しては主要科目を今からやっておくことが受験に勝つ方法の一つです。今の時期から主要科目をしっかりと勉強しておくと高3では演習や選択科目に力を入れられます。生物で受験することを視野に入れて高校生活を楽しむのであれば、友人と山に行くなどのフィールドワークに出かけるのも勉強になるし、高校の思い出にもなるでしょう。