• 東進タイムズ 2021年8月01号

古文 富井健二先生の学習アドバイス

古文
富井健二先生

入試に必要不可欠な、古文単語と古文読解を“ビジュアル”解説。基礎から応用まで難なくマスターさせ、古文が読めない受験生を根絶させる実力熱血講師。古文を簡単明瞭に解き明かし、速読の秘訣や古文特有の「教養」を伝授していく授業は、毎回受講生をうならせる。

新高3生

古文の知識の修得がそれなりにできていると感じている人は、どんどん読解問題にチャレンジして、修得した古文単語や古典文法などの知識が、実際の文章や問題に通用するかどうかを確認していくようにするとよいですね。問題集や過去問などを解く際に気づいた点を古文単語集や古典文法の本に直接書き込むようにすると、総チェックをする際に自分が苦手とする箇所を浮き彫りにすることができます。

まだまだ学習に抜けや漏れがあると感じるなら、古文単語集や古典文法をひととおりやってしまいましょう。ある程度チェックが終わったら、例文を確認しながらもう一周取り組み、知識を定着させていくのです。一問一答形式の暗記だけでは飽きてしまうし、実際の入試には対応できません。

過去問も積極的に取り組みましょう。ただ、その前に古文単語と古典文法をひととおりチェックしてください。古文は何かと知識がそのまま得点に結びつくことが多い教科ですから。

読解レベルを向上させたいのなら、どこまでが読めていてどこから内容がわからなくなっているかをはっきりさせながら学習を進めていくことが大切です。古文単語や古典文法なども、失点した理由を正確に見極めてください。ミスした原因が知識の不正確さによるものなのか文脈を取り間違えたためなのか。解き終わったら、模試の場合と同じく古文単語集や古典文法の参考書に問題点を書き込んでいくとよいですね。

模試は最良の参考書・問題集

これからは、模試を受ける機会も増えます。模試は何回かに分けてさまざまな単元から出題されますから、できるかぎり最初から最後まで受け続けるようにしましょう。そうすれば偏りのない学習ができますよ。過去問にチャレンジする場合と同じく、どこから読めなくなっているかを冷静に判断することが必要です。模試は最良の参考書であり問題集ですよ。

年間を通じてコンスタントに学習するために、自らの学習意欲を萎えさせないということが必要です。受験勉強に暗記は大切ですが、ずっと暗記を続けるのもなかなかつらいものなので、夏の間にできるだけ知識面を充実させておくとよいですね。覚えた知識をもとに問題を解くのは、比較的おもしろいので長時間続けられます。夏休み明けどんどん問題にあたり実力をつける練習を始めるためにも早々に取りかかった方がよいですね。

新高1生・高2生

夏休みは、古文単語(400語程度)を覚え、古典文法(用言・助動詞・助詞)の仕組みを理解したり、国語便覧などで、有名作品のあらすじをチェックしたりといった地道な努力を積み重ねましょう。学習において、この土台作りが最も大切なのです。

高3になると、他教科との関係もあり、古文にまで手が回らなくなりやすいので、高2までになるべく知識面を充実させましょう。学校の授業に出てくる古文のほとんどが入試頻出作品なので、学校の定期テスト対策もしっかりやることが大切ですよ。

学習習慣をつけるために、できるだけ同じ時間、同じ場所で学習するようにしましょう。古文単語や古典文法などの暗記は習慣化するのが良いですね。東進生は校舎の受講ブースを積極的に利用しましょう。タイト過ぎない少し余裕を持たせた学習計画を立て、この日までに、ここまでは必ずやると決めて学習しましょう。

学んだ知識は将来、財産になる

視野を広げるためにも、朝の決められた時間に時事的なニュースを確認するようにしましょう。そこで興味を抱いたことについて日記をつけたりメモを取ったりすると効果的です。自然と時事的なことに関心を持つようになります。

若い頃に修得したことは生涯忘れないものです。高校の時に身につけた知識が現在の自分を支えているなと感じることがあります。人は学習したことをどんどん忘れていくものですが、皆さんが現在学び取った知識は必ず将来の財産になると思います。頑張ってください

また、身近にいる学習意欲のある気の合う仲間と競い合ってください。あまり成績が伸びなくてもくさってはダメ。減点されている箇所を冷静に補強していくこと。

よくやったなと自分をほめることも大切です。三日頑張ったら、よくやった。次は三週間だ、三週間頑張った後は三カ月だというように、自分をその都度、自らを励ましながら学習を続けていきましょう。