• 東進タイムズ 2021年10月01号

世界史 清水裕子先生の学習アドバイス

世界史
清水裕子先生

ダイナミックな視点から歴史に切り込む解説で、世界史を本質から徹底理解できる。さらに、「出題する側」からの視点も織り込み、内容のすべてが入試問題を解く力に直結するよう計算しつくされた講義で、君を合格へと近づける。本質が理解できる→成績が上がる→合格に結びつく、そんなおもしろさを体感しよう。

高3生

過去問を解いて、合格点に届かないと落ち込むのではなく、合格までの道筋を具体的に立てていく現実的な判断材料にすることが重要です。

合格点に大きく足りない場合は、覚えきれていない基本用語がかなりあるはずです。一問一答などを活用して網羅的に知識の定着を図りましょう。合格点まであと少しの人は、どのような間違いが多かったか分析してみてください。現代史や文化史、東南アジア史といったように特定の分野や時代が出来ていないのか、あるいは正誤判定問題や地図問題といったように特定の出題形式が苦手なのか、弱点を知り、克服していきましょう。

共通テストの世界史は資料など多くの文章を読みこなす力が求められるため、模試や問題集などで今から形式に慣れておくといいですね。一方、共通テスト後は案外と学習時間が取れないものです。ですから、国公立二次・私大入試に向けて、今の時期、苦手分野に向き合いましょう。特に論述問題は、直前期だけの学習でどうにかなるものではありません。

受験とは自分自身との闘い

入試というのは、到達度と理解度を試すもの。多くの受験生が間違えやすい部分が出題されるのです。「ここは苦手だな、後回しにしたいな」と思うところこそ、逃げずに頑張ってほしい。その積み重ねが、入試本番で大きな差となって表れます。

ネガティヴな気持ちが頭をよぎったら、「焦っても時間が過ぎるだけ。その時間で用語を一つ覚えよう」と、冷静になって一歩前に進みましょう。これを何度も繰り返しているうちに、ある瞬間、受験とは結局自分との闘いなのだと悟るはずです。その境地に至れた時、合格はほぼあなたの手中にあるといっても過言ではありません。

高1生・高2生

志望校の過去問にざっと目を通して、形式や出題される分野に特徴があるのかなど入試の傾向をある程度掴んでおきましょう。今後の学習において、例えば、私大入試であれば、少し細かな用語まで覚えておくとか、論述問題がある場合は、時代の転換期や因果関係などに注目しながら教科書を読むとか、メリハリを意識して効率よく進めていくことができます。

文化史や地図の学習が間に合わなかったという受験生も多いので、普段の学習の中で図説や資料集などで慣れ親しんでおきましょう。時間に余裕がある時に学べば興味を持てる分野なのに、高3生で丸暗記となると苦行になってしまいます。

探究心があなたの人生を大きく変える

定期テストは受験勉強の一環と捉え、その場しのぎの学習ではなく計画的に準備して臨みましょう。上手な時間管理や計画性を身につけることは、一生の宝になります。

大きく伸びる人とそうでない人は、どこが違うのでしょうか。私は、探究心だと感じます。例えば、本を読んでいて知らない言葉や、日常生活でなぜだろうと疑問を持ったことをすぐに調べる……これが数年積み重なればどうでしょうか。さらに大人になれば、挽回できないほどの差になることは明らかでしょう。大学受験という当面の目標をクリアするためだけではなく、人生の習慣として日々の探究心を大切にしてほしいと思います。