• 東進タイムズ 2021年11月01号

地理 村瀬哲史先生の学習アドバイス

地理
村瀬哲史先生

地理に多くの時間はかけられません。だからといって「覚えるだけ」と思っていませんか?もちろん知識量が多いと解答しやすくなるのは事実です。しかし、地理には「何でそうなるのか」という理由があります。丸暗記ではなく、「そうだったのか!」と気づき理解できたことはなかなか忘れません。地理を理解する、考えることがおもしろくなる、そのような授業を行います。

新高3生

この時期はどんどん過去問を使って志望校対策に取り組んでいきましょう。

過去問などの問題演習を通して、実際の入試ではどのように出題されているのかを知るとともに、今まで勉強してきたことの確認(復習)をしていくことが大切です。

問題演習をしていくなかで、間違いがあっても落ち込む必要はありません。一度習ったけれど忘れていた内容や、理解があいまいだったところを明確にして、丁寧に見直し、この機会にしっかり自分のものにすることを心がけましょう。また、今まで見たことのない問題も出てくるでしょう。その場合は、丁寧に解説を読み、時には教科書やノートに戻って確認をして、新たな知識が増えたんだ、と前向きに考えていきましょう。

気をつけたいのが「なんとなく正解した問題」。根拠もないまま、なんとなく正解してしまった問題を見直さずに放っておくと、本番で似たような問題が出されたときに、取りこぼしてしまうかもしれません。あくまでも、この時期は自分のあいまいな知識や理解をしっかり修正することです。

最後まで粘り強く学習を続けよう

この時期、なかなか思うように成績が上がっていかない人も多いと思います。さらには、だんだんと試験本番も近づいてきて、焦りも出始めるころでしょう。しかし、皆さんがやることはたった一つです。問題を解きながら、知識の確認と整理を繰り返すことです。そして、次の模試や問題演習などで、一度やった問題やそれに似た問題が出題されたときに、確実に正解することです。そうすることで着実に力を蓄えていくことができます。

思うように成績が伸びていなくても、コツコツ続けていけば、必ず成長します。最後まで粘り強く頑張ってください。

新高1生・高2生

毎年、高2生・高1生の皆さんにお届けするアドバイスはずばり、地理よりもまずは英語や数学に時間をかけ、仕上げること。具体的な時期の目標は受験学年になるまでに、英語や数学で志望大学の合格ラインに近づいていることです。そうすることで、受験学年になったときに選択科目に十分な時間を割くことができます。

それでも、今の段階で地理を勉強する時間があるという人は、まずは教科書や資料集の「地形」と「気候」を丁寧に読んでみてください。地形と気候は地理を理解するための土台になる分野です。ここを最初にしっかり理解していると、他の分野の理解も早くなりますよ。

「地図帳」や「白地図」を利用する習慣をつけよう

地理では最低限の国名や地名、そしてそれらの位置を知らないと受験勉強のスタートには立てません。早い時期から「地図帳」や「白地図」などを利用して位置とともに覚える習慣をつけておけば、受験学年になったときに必ず役に立ちます。

あと、模試は積極的に受けてください。点数に一喜一憂するのではなく、共通テストなど本番の形式に触れることで、地理がどのような科目でどのような出題がされているのかを実感できるはずです。また現状を認識することで、これからどのように勉強していけばいいかをつかむ良いきっかけになります。