• 東進タイムズ 2022年1月01号

現代文 武川晋也先生の学習アドバイス

現代文
武川晋也先生

全国をまたにかける新進気鋭の現代文講師。ビジネスの最前線で培った社会経験に基づく豊かな知識と徹底した入試問題分析に裏打ちされた確かな読解法で、君の読解力を高次元へと引き上げる。授業を通して「得点力」のみならず、受験が終わった後にも真価を発揮する「思考力」を鍛える武川晋也の現代文の講座を通して、世界を変える人間になろう。

新高3生

共通テスト全般に関するアドバイスとして二点お伝えします。

一つ目は「試験のシミュレーション」の実施です。2021年の共通テストを用いて解く順番、時間配分のシミュレーションを徹底しましょう。解いたことのある問題でも構いません。むしろ、何度も解いて洗練させていくことが大事です。それが本番を迎えるにあたっての「型」となります。自分なりの「型」があれば、前年と異なる問題構成であっても対応できます。

二つ目は「できる問題を確実に正解できるようにする」です。「できない問題」をできるようにする努力はもちろん最後までするべきですが、「できる問題」を確実に取り切る練習を繰り返しましょう。共通テストでは「できること」を取りこぼさないことで点数が確保できます。

なかでも国語は時間配分が厳しい科目のため、先述のシミュレーションを徹底することが特に大事です。時間配分、解く順番を考えておきましょう。また、各大問で複数の文章を比較する問題も出題されますが、「どの文章/資料から答えを探すのか」と「作問者の意図」を設問の文章から把握してから考えて解くようにしてください。

最もいい状態で試験を迎える準備をしよう

試験に向かう心構えとしては、「試験前」「試験の間」の時間の使い方を想定しておきましょう。確認するテキストや参考書、その内容も含めて決めておくことです。この際に確認する内容は苦手なものでなくとも構いません。最もいい状態で試験を迎えられるものを選ぶべきです。

また、「うまくいっていない」と感じたときの対処法を決めておくことも大切です。悪い流れを断ち切る方法を決めておくのです。例えば、「体を動かすこと」「好きな曲を聴く」など、「切り替えポイント」を作っておくことは大事です。

共通テスト後はまずは結果を噛みしめましょう。点数が良かったら大いに喜び、悪かったら大いに悲しみましょう。特に後者は大事で、感情を発散させることで後腐れなく次に向かうことができます。そしてなるべく早く自分の状態をフラットなものに戻しましょう。

そして、今度は二次・私大に向けたシミュレーションを開始しましょう。方法は冒頭の共通テストに向けてのものと同じです。また、残された日数で自分の学力を最大限高めるために必要な勉強を考えて実行することも大事です。受験生は試験本番まで成長します。

いま皆さんは人生の中で最もまばゆい時期を過ごしています。目標に向かって全力で立ち向かうことは人生の中でよくあるものではないですし、なによりこのような機会は皆さんを大いに成長させてくれるものです。

新高1生・高2生

読解とは「文章を読んで理解する」作業です。その基礎にあるのは「言葉」です。現代文、古典を問わず「語彙力」の強化に努めてください。

文章で出会った知らない言葉を辞書で調べることは基本ですが、「普段から知らない言葉の意味をすべて調べる」という認識で言葉に向き合うと自然と語彙力は増え、言語感覚も磨かれていきますよ。

「相手を知ることが成功への最大のポイントである」―これは受験のみならずその後の人生においても同様です。「共通テスト同日体験受験」は一年後・二年後に受験する試験がどのようなものかを知ることができる、非常に大きな意味を持った機会になります。国語の試験ではボリュームの多さを体感してください。また現代文はある意味で無学年の要素もあるので、腕試しとして高得点を目指すこともいいかもしれませんね。

模試→弱点発見→対処のサイクルで成績を伸ばす

模試とは「弱点発見器」であると思います。もちろん、高得点を取るに越したことはないのですが、「何ができて何ができないのか」を発見する機会として活用しましょう。成績を伸ばすためには「得意を伸ばし」「苦手を減らす」ことが大事です。「模試を受け、弱点を見つけて、それに対処する」というサイクルを作ることが大切です。

大学受験は人生の通過点です。この結果だけではなにも人生が保障されることはないです。しかし、「一つの目標に向かって自分なりに最大限の努力ができたか」は今後の人生に大きな影響を及ぼし、それが高いレベルでできた人間には輝かしい未来が待っていることは確かなようです。

大学受験を人生最高の通過点として過ごせるように一緒に頑張りましょう。