• 東進タイムズ 2022年1月01号

物理 高柳英護先生の学習アドバイス

物理
高柳英護先生

苦手としていた物理を克服した自身の経験に基づき、様々な角度から問題にアプローチする。一片の疑問も残さず理解させる指導力は、物理がそれほど得意ではない生徒を中心に、全受講生が絶賛することろ。他にはない独特の授業展開がライブ授業に劣らぬ臨場感を与える。新たな「物理講義」を体験してみないか!

新高3生

物理は単元ごとに「頻出テーマ」があります。それらを確認することはもちろん大切ですが、共通テストでは一つの現象を複数の視点から考えさせる問題も出題されます。その際、見慣れない設定の問題でもその単元の「本質」は変わりません。ですので、あわてて解答の選択肢から逆算して考えることはやめましょう。特に受験生は「~を求めよ」と問われた際、その「~」の文字から逆算する傾向が強いです。一つの現象の結果として求められる物理量は一つではありません。最も大切なことは「その現象が具体的にどのような内容」なのかです。物理の根源を忘れないようにしましょう。

手を動かして納得できる解答を

試験当日は、解答の選択肢を「根拠」なしで解答するのはやめましょう。例えばグラフの選択肢を見て、勘だけを頼りに解答するのは非常に危険です。物理では考えることは大切ですが、「図」や「数式」を使い、現象を一つずつ把握します。それを怠って感覚だけで解答してしまうと、間違えることが多々あります。手を動かして自分でしっかり納得できる解答を導き出してください。

共通テスト後に大切なことは「気持ちの切り替え」です。たとえ自分の思うような結果が出せなかったとしても、次のステップに進まなければなりません。国公立二次・私大の試験は共通テストと形式が異なります。「共通テストで点数が悪かったから次の試験も悪いだろう」と悲観的にならないことです。毎年受験生を見ていますが、逆転する生徒はたくさんいます。次々にチャンスはやってくることを忘れないでください。

新高1生・高2生

物理で最も大切な単元は何といっても「力学」です。今後勉強する「電磁気」や「熱力学」などでも力学の根本原理の理解なくして先に進めることはできません。

まずは力学の「力の図示」から「運動方程式」を、基本からしっかり自分のものにする必要があります。この基本を丁寧に勉強せずに「円運動」や「単振動」などの単元を焦って勉強しても本当の学力は身につきません。今の時期は「運動方程式」について、徹底して基礎から応用まで取り組むことを第一に考えましょう。

正しい学習でゆるぎない学力を

「共通テスト同日体験受験」は現在の自分の学力を把握することができ、また自身のモチベーションを上げるのに大変良い機会です。結果の得点は現時点ではそれほど気にすることはありません。最も重要なことは「敵を知ること」に尽きます。今後、自分の目標はどのくらい高い壁なのかを知ることにより「危機感」を感じることもできます。

どんなに結果が悪くても悲観することはありません。むしろ一つずつの各単元をしっかり克服できるチャンスだと思って前向きに臨んでください。

物理はすぐに結果が出る科目ではありませんが、地道に努力して体系的に理解して考察する力が身につけば、ゆるぎない学力となります。険しい道のりかもしれませんが、あきらめず一歩一歩成長することを祈っています。