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数学 沖田一希先生の学習アドバイス

MATH

数学

沖田一希先生

沖田一希先生

「数学が苦手、でも何とかしたい!」という高校生の期待に応え、短期間で数学力を徹底的に養成し、バラバラな知識を統一・体系化していくプロ中のプロである。熱く情熱的な沖田ワールドは時が経つのを忘れさせ、君の数学力を飛躍的に向上させる。

高3生 のキミへの学習アドバイス

いよいよ国公立二次試験、私大入試が本格化していきます。最後の追い込み次第で結果は大きく変わります。体調管理に意識を払いながら追い込みに励んでください。

君に残された時間は限られています。この時期は過去問を中心とした志望校対策の演習を主体にしてください。どの教材を学習し、どの教材を学習しないかといった学習計画は大切です。数学を学習するうえで手を動かしながら考えることはとても重要な行為ですが、いたずらに時間を消費することは得策ではありません。2~3分考えても解答が頭に浮かばないときは、解答を見て理解し、再度解き直す形で学習を進めてください。受験勉強は忘却との闘いです。隙間時間や寝る前に問題を眺めて解答の流れが頭に浮かぶかをチェックする勉強も併行してください。複数校受験する場合は、前回できなかった問題を次の試験ではできるようにしましょう。一つひとつの入試を模擬試験のように活用する意識を持つのです。

前向きな気持ちで最後まで諦めない

試験前日は体調を整えることは言うまでもありませんが、極端な早寝をすると、夜中に目が覚め、その後、寝つけないといったことになりかねません。なるべく通常どおりの生活を心がけましょう。一生懸命学習してきた人ほど試験前日は緊張するものです。緊張を自覚したときは緊張するのは当たり前と思うとともに、頑張ってきた証と思い心を鎮めてください。

不安の芽生えは次々と不安を引き寄せます。不安な気持ちに押しつぶされてはいけません。不安な気持ちは手枷足枷以外の何ものでもありません。大変でしょうが、君を支えることができるのは君しかいません。努めて前向きな気持ちで学習計画に取り組んでください。厳しい状況下であっても諦めず励めばまだまだ逆転できます。模試での判定を覆し逆転合格した先輩たちはたくさんいます。これは慰めではなく事実です。君も合格を勝ち取った先輩に続いてください。また、受験勉強で得られるものは合格の栄冠のみではありません。今後の人生に役立つ多くのものを獲得することができます。この素晴らしい機会を無駄にすることなく、最後の最後まで頑張る君でいてください。

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

今ちょうど大学入試が行われています。つまり、新高3生は自分の大学入試まで正味一年です。4月からだと一年ないのです。ここを意識するかしないかで大学入試の結果は大きく違ってきます。新高2生でも余裕をかましていてはいけません。中学の延長で比較的扱いやすかった数学I・Aから、数学Ⅱ・Bの難易度は格段にアップするからです。

新高3生は早急に受験生の意識を持ち、受験勉強をスタートしてください。出題範囲が短く、比較的短期間の学習でも乗り切ることが可能な高校の定期テストと違い、大学入試はいくつかの単元から横断的に出題されることも多く、その修得にはかなりの時間を要します。苦手な分野を持つことは致命傷にもなりかねません。苦手分野があるなら、新学期スタートまでに潰しておきましょう。例年、数学Bは得点差が開きやすい分野です。比較的時間のあるこの時期を利用し、早急に仕上げてください。

新高2生は、新学年スタートまでに共通テストレベルの数学Ⅰ・Aの問題を解けるようにしておきましょう。そうすることで数学Ⅱ・Bの学習がスムーズになるとともに、大学入試においても有利になります。そして、数学Ⅰ・Aの問題がある程度解けるようになったら、数学Ⅱ・Bを併行学習することをおススメします。

スタートはガツガツ継続はコツコツ

新高3生は2/20(日)の「第1回 2月 共通テスト本番レベル模試」は必ず受験してください。もちろん意欲ある新高2生にもおススメです。模試では自分の弱点を明確化して、解説授業を利用するなど、その弱点を克服することが大事です。模試当日も、その後の復習も入試本番を意識して取り組むことが大切です。この意識の差はやがて入試本番の得点差となって表れます。

受験勉強のスタートは勢いよくガツガツ取り組んでください。学習内容が頭に入ってきやすいからです。その後は地道にコツコツと学習を継続してください。継続なき者に受験の女神は微笑みません。大学入試は人生においての通過点に過ぎませんが、ここをどのように通過するかはその後の人生に大きく影響します。なりたい自分を意識して積極的に取り組んでください。