共通テストニュース 新課程入試について

公民 執行康弘先生の学習アドバイス

公民

執行康弘先生

執行康弘先生

変化の激しい時代の先を捉え、そのポイントを的確に反映する授業センスは抜群。心地よいテンポの語りと流れるような板書で、重要事項が一目でスッキリと整理される。受験の範囲に留まらず、社会人対象の講座を担当することもあり、教科に対する群を抜く専門性に裏打ちされた授業は必見。自ら努力することをいとわない先生の姿勢は、キミの人生も豊かにするだろう。

高3生 のキミへの学習アドバイス

政治経済や現代社会は普段の生活が学習につながります。日々の生活の中でさまざまな情報を吸収して、それを自分のモノにするだけで政治経済や現代社会の成績は大きく変わっていくでしょう。

また共通テストでは読解力や情報処理能力が求められます。読解力を身につけるために新聞などの文章を積極的に読むことをおススメします。読むことが習慣として身につかないとなかなか読解力は身につきません。また新聞を読むことで、政治経済や現代社会にとって必要な知識を身につけることができますので、まさしく一石二鳥です。

次に模試の活用です。共通テストの公民では、時間をかければ解ける問題が多いように思われますが、解答時間が限られています。時間感覚を身につけるためには問題形式への慣れが必要です。模試を通じて正しい知識を身につけるとともに時間感覚を身につけることを意識していきましょう。

身につけた知識は大きな武器になる

政治経済や現代社会では国際政治・経済分野の学習を、倫理分野では現代思想を早めに学習することがおススメです。国際政治・経済分野、現代思想は学校の授業では後回しになりがちです。ですので、なるべく早い時期に対策した方が得点源につながります。特に国際政治は共通テスト政治経済でまだ出題されていないので要注意といえます。

勉強して身につけた知識は、これからの皆さんの大きな武器になるでしょう。勉強は未来の自分に対する投資です。自分自身に期待して、全力で打ち込んでください!

高2・1生 のキミへの学習アドバイス

教科書中心の学習が第一です。問題の解き方・考え方は無数にあると思います。しかし要求される知識は、どのよう入試問題でも教科書が基本です。教科書を無視した楽な解法では、パターン化された問題には対応できるでしょうが、それ以外の問題には対応できません。正しい知識は教科書にあります。じっくりと教科書に向き合ってください。また、新聞やニュースなどに注目し、情報の収集に努めましょう。その際、「原因」や「理由」、そして「自分であればどうするか」を考えましょう。「覚えること」から「自分で考えること」を意識して学習することが大切です。

わからないまま終わらない

高校の授業は中学の授業に比べ、一般的に進度が速く、内容も深く高度になっていきます。授業の中で消化できないものが積み重なると、だんだんと授業がつまらないと感じるようになります。それは自分が理解できていないという危険信号です。危険信号が出ないように、わからないところをそのまま何となくで終わるのではなく、先生に質問するなどして問題の解決を後回しにしないようにしましょう。

部活を頑張る、友だちと学校行事に打ち込む。どれも重要です。部活や友だちとの時間を確保するためにも、とにかく授業中は授業に集中してください。やる時はやる。メリハリが大切です。限られた時間を有効に使ってください。