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  • 東進タイムズ 2022年5月01号

地学 青木秀紀先生の学習アドバイス

地学
青木秀紀先生

地球や宇宙のこと、すべて知りたいと思わないかい?大学に入ってから学べばいい?もったいないなあ。数ある教科・科目の中で、最も“up-to-date”な分野が地学。保証するよ。ワクワクしながら探求していくうちに、キミは地学の虜になり、そして合格という大きな通過点に到達するんだ。一緒に頑張ろう!

高3生

この時期から地学の勉強を本格的に始める人も多いでしょう。まずは、教科書と図表を手許に置いて、どのような自然現象があるのか知りましょう。理解するのはその次です。問題を解くことは確認に過ぎないので、模試は点数を気にするのではなく、「どこが弱いのか」を知るきっかけとしましょう。

大体理解できている分野については、模試で時間配分をチェックすることも重要です。

「地学」を受験で使う人は「地学基礎」が、「地学基礎」を受験で使う人は「中学理科」がきっちりと理解できているでしょうか。勉強は下から上へと積み上げるものですから、基礎を大事にしましょう。

自然科学のありのままを捉える

受験生が苦手な分野に「地球の歴史」と「気候」があります。地球の歴史は、古い方から新しい方へ、古生物の名前とその古生物がいた時代の地球環境をセットにして覚えることがおススメです。気候は、メカニズム(気象)が理解できているうえで、冬→春→夏→秋の順にノートにまとめてみましょう。

筆記試験を目指す人や共通テストで満点を狙う人は、重要事項を簡潔にまとめる癖をつけましょう。理科が苦手な人や学習歴の浅い人は、まずは問題演習を主眼に置かず、自然科学のありのままを捉えることを目標としてください。地学の各分野は、一般向け書籍でも多く取り扱われていますので、さまざまな書物に目を通しながら自分の中で「地学の体系」を作り上げてください。地学は、その大学独自の出題傾向が比較的はっきりしています。つまり、その大学で研究されている内容に関連するものが多いのです。大学のサイトなどを見れば研究内容の概観はわかりますので、ぜひ志望校のサイトを見てください。そして、過去問でその頻出分野を研究しましょう。

高1生・高2生

地学の勉強は、焦って始める必要はありません。まずは数学を中心とした論理体系や計算力を身につけてください。また、理科の問題自体にクイズ的なイメージがあるかもしれませんが、高校地学はクイズとはほど遠いものです。自然界の理論を自分なりに解釈することを常に心がけましょう。

中学受験や高校受験の地学分野に比べて、体系的に学ぶのが高校地学です。つまり、分野ごとに「理屈」・「理論」を学ぶことになります。計算はほかの科目に比べると平易かもしれません。天文のように計算がある程度出てくる分野もありますが、全体的には「一つの分野に貫かれている自然界の法則・秩序」を理解することがメインです。

楽しみながら教科書を読み進めよう

地学に限らず、模試を受けて、「中学校でもやったなあ」という分野の点がきっちり取れましたか。取れないと「危機」です。できなかったところを集中的に復習しましょう。 とにかく地学各分野に触れていきましょう。理想的には、実際に観察・観測することができれば最高です。インターネットや小中学校レベルの「サイエンス的読み物」も勉強をはかどらせる良い材料となります。楽しみながら教科書を読み進めましょう。