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  • 東進タイムズ 2022年9月01号

現代文 輿水淳一先生の学習アドバイス

現代文
輿水淳一先生

「読む」とは「文章を眺めること」ではなく「文章の意味をつかむこと」であるという考えから生み出された「脱・字面読み」メソッドを伝授。読めると分かる、分かると解けるという真っ当なプロセスで生徒の成績を引き上げる。時に深く、時に楽しく展開される講義は生徒の心を鷲掴みにする。

高3生

過去問演習で大切なのは次の3点です。

まず、志望校の問題傾向を把握すること。難易度や分量は年によって多少の変動はありますが、大問の数や設問の形式といった傾向は基本的には変わりません。その傾向を把握することが最初のステップです。

次に、合格ラインまでの距離の測定。過去問演習を通じて、今の自分が合格ラインまでどれくらいの距離にいるのかを測定します。僕は受験生のときに、合格ラインを7割に設定し(合格最低点より少し高めの設定)、あと何点足りなかったかということを具体的に把握することに努めました(7割を超えたときは素直に喜び、自信を深めました)。

そして最後に、自分のすべきことの把握。過去問を解いて合格ラインに届かなかったのであれば、「どうすれば合格ラインに届いたのか」を考えなければなりません。自分がこれから勉強すべき内容を、過去問演習を通じて明確にすることです。

高1生・高2生

「何のために大学に行くのか」を自分の中ではっきりさせましょう。途中で変わってしまっても構いません。また格好いいものでなくても構いません。とにかく今の自分にとって、なぜ大学進学が必要なのかを明確にすることです。

読書習慣が大きな力となる

現代文講師としてぜひとも皆さんにおススメしたいのは、読書の習慣をつくることです。「現代文はセンスではない」という声を耳にすることがありますが、センスがあるに越したことはありません。そしてセンスは今からでも培うことができます。多量の活字に触れることです。学校行事、部活動、勉強に趣味の時間、といろいろ時間が足りない時期だとは思いますが、一日に30分でも読書の時間を持ってほしい。知識が身につき、集中力も思考力も養われ、そのうえセンスまで培うことができる読書をぜひ生活の中に取り入れてほしいと思います。その蓄積は高3になったときに絶大な効果を発揮します。