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難関大第一志望現役合格者 学校以外での勉強時間 1日平均6時間47分

難関大第一志望現役合格者 学校以外での勉強時間 1日平均6時間47分
難関大第一志望現役合格者 学校以外での勉強時間 1日平均6時間47分

難関大第一志望現役合格者 学校以外での勉強時間 1日平均6時間47分

受験勉強を進める高校生にとって、「どのくらい勉強すれば合格できるのか」は気になるところだろう。学力の向上および合格するか否かは正しい方向性のもと、学習の「量×質」で決まる。ここでは、前号でも紹介した「合格発表直後アンケート」から、第一志望校合格者と不合格者の学習量を分析した結果を紹介する。一つの指標として注目してほしい。
関連記事P2

349時間差が合否を分ける!

まずは、今年の受験で難関大を第一志望にして見事現役合格を果たした生徒と、第一志望には及ばなかった生徒のそれぞれの学習時間(学校の授業以外)を比較したグラフ(資料1)を見てほしい。

結果は、第一志望現役合格者のほうが、第一志望不合格者よりも高校3年間トータルで349時間多く学習していた。

さらに詳しくこのデータを見てみよう。学年別にこのデータを見ると、第一志望現役合格者のほうが高1で94時間、高2で107時間、高3で148時間と学習時間が多かった。昨年はコロナ禍で学校が休校になるなど、例年とは異なる1年となった。そんな中でも、目標を失わず、やるべきことを徹底した受験生が合格を勝ち取ったのだろう。さらにデータから、読み取れるのは、高1時点からもコツコツと学習を積み重ねていたということだ。将来の受験を意識し、できるだけ早期に受験勉強を始めてほしい。

今まで思うように学習に取り組めなかった高3生は、高1・高2のときの分まで挽回する意識を持って勉強をスタートさせ、次に説明する学習時間を確保できるような行動を心がけてほしい。

毎日の学習+20分で難関大現役合格に近づく!?

一日あたりの学習時間を見ていこう(資料2)。難関大を第一志望とし、現役合格した高3生の一日あたりの学習時間(学校の授業以外)は、平均6時間47分であった。前述した学習時間の開きである349時間を埋めようとしたら、約51日、つまり1カ月半以上の日数が必要だ。もちろん学習の量(=時間数)だけではなく、質も重要なことは言うまでもない。さらに詳しく第一志望不合格者との差に注目すると、3年間平均すると一日わずか20分程度の差だ。実はこの小さな積み重ねを早期からコツコツできるか否かが、合否のカギを握るといえるだろう。

質の高い有効な学習を十分な時間確保するために、まずは「目標を持つ」「計画を立てる」そして「実行する」、このスタイルを身につけてほしい。すると勉強の効率化が身につくだけでなく、勉強と学校行事や部活動を両立させるヒントも得られるだろう。

すでに受験勉強をスタートしている高校生は、より高みを目指して学習を進めよう!

【P1、14、16のアンケートについて】

調査方法
インターネット調査を実施(東進生に限定せず、広く一般の受験生を対象とした)

調査大学および分類方法
①国立大学:東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京医科、歯科大学、東京工業大学、一橋大学、東京外国語大学
②私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、法政大学、中央大学、関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学

回答者数962件
※P14・DATA3の東大現役合格者へのアンケートは東進の2021年東大現役合格者に対して行ったものです。

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