共通テストニュース 新課程入試について

部活生の難関大現役受験者 高校3年間の学習時間差265時間

部活生の難関大現役受験者 高校3年間の学習時間差265時間
部活生の難関大現役受験者 高校3年間の学習時間差265時間

部活生の難関大現役受験者 高校3年間の学習時間差265時間

部活をしている高3生は、春から夏にかけて引退時期を迎える人が多いだろう。また、高3生の引退を見送った高2生・高1生は新たな体制の中、部活動に励んでいると思う。

さて、部活動と大学受験にはどのような関係があるのだろうか。勉強の時間を作るために部活を引退する人がいる一方で、高3まで部活動を続けて志望校に現役合格する先輩も数多い。そこで今回は、部活動と大学受験の合否との関係に焦点を当てて分析を行った。

部活の中心を担う高2の学習時間差が最大

まずは資料1を見てほしい。これは、今年難関大に現役合格した部活生が、いつ受験勉強を始めたかを示すデータだ。

これによると、現役合格者の約3人に2人が高1・高2のうちに受験勉強を始めている。高1・高2のうちから勉強を始めている人に、高3からスタートした人が追いつくことは容易ではない。目標を決め、あらかじめ計画を立てて物事を進めるほうが大学受験でも有利といえる。

次に資料2を見てほしい。第一志望の難関大に現役合格した部活生と不合格だった部活生の学習時間の比較だ。結果は、合格した部活生のほうがトータルで265時間多く学習していた。注目は、高2生の時の学習時間差が最大となったことだ。部活動の主軸となるが、うまく勉強と両立させていたといえるだろう。また、265時間は多いように見えて合格した部活生の時間の約6%。その差で合否が分かれるならば、日々の学習習慣を見直す価値がある。

高3まで部活を続けた難関大現役合格者が多数派!

では、難関大に現役合格した部活生は、受験勉強に集中するために早々に部活動を引退していたのだろうか。

難関大現役合格者の部活引退時期を調べると、「高3の1 学期」が35.4%、「高3の夏以降」も含めると高3での引退は64.7%であった(資料3)。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大により、思うように部活動が行えない時期もあった。そんな中でも、多くの部活生が高3まで部活動を続け、難関大に現役合格した様子が伺える。

以上のアンケート結果の分析から、『部活動は難関大現役合格にプラス』であること、合格のヒケツとして「目標をしっかり持つ」「早期に受験勉強を開始する」「時間を有効活用する」ことが大切だとわかった。さあ、目標を定め、本格的な受験勉強を今すぐ始めよう!

【P1、14、16のアンケートについて】

調査方法
インターネット調査を実施(東進生に限定せず、広く一般の受験生を対象とした)

調査大学および分類方法
①国立大学:東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京医科、歯科大学、東京工業大学、一橋大学、東京外国語大学
②私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、法政大学、中央大学、関西大学、関西学院大学、立命館大学、同志社大学

回答者数962件
※P14・DATA3の東大現役合格者へのアンケートは東進の2021年東大現役合格者に対して行ったものです。

新課程入試について 全国 学校のお天気 大学案内 大学入試偏差値ランキング 過去問データベース 入試日程カレンダー 大学入試科目検索システム
    東進ドットコム > 部活生の難関大現役受験者 高校3年間の学習時間差265時間 TOSHIN TIMES > 部活生の難関大現役受験者 高校3年間の学習時間差265時間
LINE twitter Instagram Facebook