高2生必見! 高2の1月、入試本番レベルの完成度で合格率がここまでう違う!
高2生必見! 高2の1月、入試本番レベルの完成度で合格率がここまでう違う!
2023年1月、新しい年のはじまりとともに、受験生が大学入学共通テストに臨む。高2生は1年後に向けて、自ずと気が引き締まる時期だろう。
そこで今回は、高2の1月時点の成績が合否にどのような影響を及ぼすのかを昨年度の受験生のデータをもとに検証した。早速、紹介しよう。
一年前に約50~80点差! スタートダッシュが難関大の合否を分ける
資料1のグラフは、昨年度の難関国立大・早慶の合否別に、入試一年前の高2の1月に受験生と同じ問題に挑戦した「共通テスト同日体験受験」の得点を比較したものである。
これによると、難関国立大合格者の平均は900点満点中587.1点、不合格者は525.3点と61.8点の差があった。私大最難関の早慶文系の場合は、合格者平均が500点満点中352.8点、不合格者は300.0点と52.8点の差、早慶理系で、合格者平均が600点満点中410.8点、不合格者は322.8点と88.0点差があった。合格グループは1年前ですでに7割ほどの得点をしている。一つの指標となるだろう。
難関国立大や早慶でも合否を分けるのは、基礎力と志望校対策だ。まずは受験科目の基礎をいち早く完成させたい。学習の成果を把握するために「共通テスト本番レベル模試」に定期的に挑戦しよう。
高2の1月で55教科80%以上の得点率を目指そう!
資料2は、同じく高2の1月に受験した「共通テスト同日体験受験」の得点グループ別に、難関国立大の合格率を比較したものである。
5教科7科目で80%以上得点できていれば、合格率は86.9%であった。そして、得点率が低くなればなるほど合格率は低下し、得点率50%以上60%未満では合格率34.3%に留まっている。いかに早く共通テストレベルを固め、演習を重ねられるかが重要だ。
そのために大切なのは、今の自分をしっかり知ること。高2生、高1生は、今月14・15日に行われる「共通テスト同日体験受験」に挑戦して、自分の今の実力を把握してほしい。まずは共通テスト本番を体験し、一年後への指標を立てよう。
【データについて】
1.データの対象:2021年1月実施「共通テスト同日体験受験」受験者
①5教科7科目:文系型・理系型どちらもある受験者は得点率の高い方を採用
②3教科3(4)科目:文系は英国地歴公民(公民は政経のみ)500点満点、理系は英数理理(地学を除く)600点満点。
文系型・理系型どちらもある受験者は得点率の高い方を採用
2.対象大学:難関国立大(東京大学、京都大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、東京工業大学、一橋大学、神戸大学、全国国公立大学医学部医学科)一般選抜、早慶(早稲田大学、慶應義塾大学)一般選抜、早慶は難関国立受験者を含む。