大学入学共通テスト始まる 志願者数は32年ぶりに50万人割る

高浜行人 植松佳香
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 大学入学共通テストが13日、全国で一斉に始まった。2025年1月実施のテストからは「情報」が追加されて6教科8科目になるため、5教科7科目の現行の試験は今回が最後となる。

 1日目は、地理歴史・公民、国語、外国語がある。2日目の14日は理科と数学が行われる。能登半島地震で被災したり、体調不良になったりして本試験を受けられなかった受験生らのための追試験は、27、28日にある。

 大学入試センターによると、志願者数は49万1914人で、昨年の前回から2万667人(4・0%)減り、32年ぶりに50万人を割った。このうち現役生は41万9534人。今春卒業見込みの高校生にしめる志願者の割合は45・2%。浪人生は6万8220人で、前年から3422人減った。

 共通テストを利用する大学・専門職大学・短大は、前回より6大学減って864大学。国公立大は177大学、私立大は530大学が利用する。 金沢市の星稜高校3年山倉花菜さん(18)は、バスでも参考書を読みながら受験会場の金沢大学にやって来た。「塾で勉強中に(地震で)揺れて、不安で数日は勉強に集中できなかった。力を発揮して頑張りたい」。石川県七尾市の県立七尾高校3年花島圭祐さん(18)は、自宅2階で勉強中に被災。自宅は壁がわれるなどの被害が出た。「震災でいろいろあって不安だったけど、今やることをやって、今までやってきたことを全て出せればと思う」と話した。(高浜行人、植松佳香)

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