2020年度大学入試センター試験が1月18・19日に行われた。大学入試センターによると、2日間の日程で、不正行為が1件あり、該当の受験者は全科目の成績が無効とされた。

不正行為があったのは、埼玉県内の会場で、18日に行われた地理歴史の試験。ポケットからスマートフォンを取り出して電源を入れた受験者がいた。見つけた監督者に不正行為を認め、全科目の成績が無効になった。

センター試験は、試験時間中に机上に出してよいものが決められている。受験上の注意では、スマートフォンのほか、携帯電話、ウェアラブル端末、電子辞書、ICレコーダー等の電子機器類をかばんの中にしまわずに手にしたり、身に付けたりすると不正行為とみなされる場合があるとされていた。