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初めてとなる大学入学共通テストでも、世相を切り取るなどした特徴的な問題が出た。
地理Aでは、若者を中心に流行したタピオカミルクティーに関しての出題があった。原材料であるキャッサバ、サトウキビ、茶について、生産量上位5か国とその割合を示した円グラフを三つ示し、原材料名とグラフの正しい組み合わせを選ばせた。
世界史Bでは、ペストの流行を扱った14世紀のボッカッチョの古典「デカメロン」から出題された。
地理Bでは、2012、16年の米大統領選で、選挙人を獲得した候補者の政党を示す州ごとの図を掲載し、ラストベルト(さびついた工業地帯)の投票動向の変化を読み解く問題も出た。
また、日本三景の一つ「天橋立」に関しての出題もあった。今月9日に放送されたNHK番組「ブラタモリ」は京都の天橋立が舞台で、番組で登場した構図と同じ方向からの写真が選択肢で取り上げられた。SNS上では「ありがとう、タモリさん」などと感謝する書き込みが相次いだ。