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2020年度から大学入試センター試験に代わって始まる大学入学共通テストで導入予定の国語と数学の記述式問題について、文部科学省は延期する方針を固めた。採点の公正・公平性に対する受験生の不安を払拭(ふっしょく)できないと判断した。来週にも正式に発表する。英語民間試験の活用の見送りに続き、安倍政権が推進してきた大学入試改革の二つの柱が折れた形となる。
記述式問題の採点は大学入試センターがベネッセホールディングスの子会社に委託。50万人規模の採点を20日間程度で行うため、約1万人の採点者が必要となり、アルバイトの起用も予想され、採点ミスやぶれへの懸念があった。大学入試センターによる2回の試行調査で受験者の自己採点と実際の得点のズレも判明。受験生は自己採点を基に出願大学を決めるため、影響が出ると指摘されていた。
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