愛媛大学
2025年度に新学部「数理情報学環」を新設
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愛媛大学は2025年度に同大で8番目の学部として数理情報学環(仮称)を新設することを発表した。
定員は60人程度を想定している。デジタル人材の育成を強化する。愛媛大の仁科弘重学長が19日、愛媛県と県内4大学とのデジタル人材育成・確保へ向けた連携・協力に関する覚書の締結式で明らかにした。
愛媛大は19年度、理学部に数学・数理情報コースを設け、数学や情報科学の専門知識を備えた理系人材の育成に注力している。仁科学長は「デジタル人材育成は喫緊の課題」としたうえで、「デジタル技術をつくり、教えられる人材を育成するのが愛媛大の役割だ」と語った。
県との覚書には愛媛大のほか、人間環境大学、松山東雲女子大学、松山大学が署名した。デジタル人材の育成・確保へ向けて相互の協力を進め、情報分野のカリキュラム強化や社会人のリスキリング(学び直し)に取り組む。
中村時広知事は締結式で「デジタル人材の育成は雇用の確保、県民所得の向上など、様々な課題に応える大きな政策の柱。4大学には教育機関のノウハウを生かして社会のニーズに応えようと立ち上がっていただき、心強く思っている」とあいさつした。
■参考ページ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC191TN0Z11C22A2000000/
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