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大学受験について、自分たちの頃とは違うということをよく聞きます。具体的に何がどう違うのでしょうか?また、子どもに受験について聞かれた場合どうアドバイスすれば良いでしょうか?(高2・保護者)【2021年11月】

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親世代の大学入試と今の受験生を取り巻く環境は、大学進学率や入試形式も大きく異なっています。お子様と適切なコミュニケーションが取れるように、今の受験事情を知っておくことがおススメです。

1. 親世代と今の大学受験を取り巻く環境は全然違う!

 親世代の大学受験は、今の大学受験と大きく異なっています。とはいえ、勉強の本質に変わりはありません。ご自身の経験だけでなく、今の正確な受験情報を理解しておくことが大切です。

 まず、文部科学省のデータによると4年制大学進学率が約24.6%(1990年)から約54%(2020年)へと急激に伸びていることがわかります。そして、大学収容率も約60~70%から約94%へと急激に伸びています。入る大学にこだわらない限り、ほとんどの人が大学に入学できる状態といえますが、難関・有名大学は人気の高まりもあり、狭き門であることに変わりありません。

 入試方式も従来からの一般選抜に加え、総合型選抜(旧:AO入試)、学校推薦型選抜(旧:推薦入試)といった学力試験以外でも評価される受験方式が拡大しています。現在では、大学入学者全体の約46.7%が総合型選抜または、学校推薦型選抜で入学しています。また、近年の大学入試改革の目玉である2021年からから始まった大学入学共通テストでは、複数の文章を読み解くことや概要の把握や複数情報の整理・比較・判断が求められるなど、従来のセンター試験と比べて、「知識・技能」に加えてより「思考力・判断力・表現力」を重視する出題になりました。

2. お子様とどのように付き合えばいいか

 実際に受験期にお子様とどのように付き合えばいいのか、気になる方も多いと思います。そこで、難関大に合格したお子様を持つ保護者が、受験期にお子様とどのように付き合ってきたのか一例をご紹介いたします。

・よく会話することを心掛けています。勉強の進捗具合や成績について私から切り出すことはありません。心配し出すとキリがないので気にしないようにしてきました。(東京大学現役合格:お母さま)

・娘がストレスで体調を崩してしまう時期がありました。「気にしてもしょうがない」とあえて触れないように見守りました。(慶應義塾大学現役合格:お母さま)

 東進では保護者の方に向けて、大学受験とどのように向き合えばいいかまとめた特集サイトをご用意しています。


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