共通テスト

近年、AI技術の進展、グローバル化、不透明な国際情勢など社会構造の変化が急激に起こっており、この動きはさらに加速すると言われています。この時代変化を背景として、これからの時代を逞しく生き抜くために必要な力・資質を身につけ、社会に貢献する人財を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入学共通テスト」はその一部です。

新入試ポイント解説!

1.共通テストで何が変わる?

共通テストの変化

試験方式や求められる力が「変わる」といわれていますが、むしろ「増える」というほうが適切かもしれません。

2.共通テストで英語が激変!

リスニングとリーディングの
比率が1:1に!

共通テストの配点は、リスニング100点、リーディング100点。つまり、リスニングとリーディングの比率が1:1です。現在のセンター試験では1:4なので、リスニングの配点比率が2.5倍と、ぐっと高まることになります。もはや、「リスニングが苦手」は致命傷なのです。また、試行調査のリスニングは問題数・ページ数増加に加え、読み上げる英単語数も3割増加。問題後半では1回の読み上げ(センター試験では全問2回)となっています。内容は、実生活に基づく問題が多くなっているのも特徴です。

NEWS!令和2年度の大学入試における
「大学入試英語成績提供システム」導入見送り

文部科学省は11月1日(金)、令和2年度の大学入試における「大学入試英語成績提供システム」導入見送りを発表しました。この日は、共通テストのID申し込み開始日でもありました。また、この発表に伴い英語民間資格・検定試験の共通テストへの導入を延期することも発表され、様々な意見が上がっています。

(1)「大学入試英語成績提供システム」とは?
「大学入試英語成績提供システム」とは、大学入試センターが受験生から民間の英語民間資格・検定試験の成績データを収集し、その成績データを各大学へ送付する仕組み。大学入試センターが受験生から民間の英語民間資格・検定試験の成績データを収集し、一元管理する。そして、その成績データを各大学へ送付する「大学入試英語成績提供システム」を導入予定だった。文部科学省が10月末に公表した調査結果によると、国立大の95%、公立大の86%、私立大の65%が何らかの形で、2020年度に実施する入試(2021年度入試)で成績提供システムを利用すると表明していた。
(2)導入見送りの理由は?
経済的な状況や居住している地域にかかわらず、高校生が英語民間試験を等しく安心して受けられるようにするためには、更なる時間が必要だと文部科学省が判断したため。そのため11月1日(金)から申し込み開始としていた「共通テストのID発行」も中止とした。
※現在の中1生が受験生となる年度
(3)今後どうなる?
「大学入試英語成績提供システム」導入が見送られたことに伴い、英語民間資格・検定試験の大学入学共通テストへの導入も延期となった。新学習指導要領が適用される令和6年度(2024年度※)に実施する試験から導入するとし、新たな今後1年かけて検討し結論を出すと発表している。
(4)各大学の対応に注目
今回システムの導入が見送られたことで、各大学の英語入試にも影響がありそうだ。「大学入試英語成績提供システム」の提供を受けて国公立大学・私立大学の中には従来の英語入試から変更を発表した大学もある。今後、各大学がどのような対応をするのか、注視していく必要があるだろう。各大学の対応を注視したい。

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3.センター試験との違い
まるわかりQ&A

Q1 試験科目は変わりますか?
試験科目は、センター試験と同じです。文部科学省の方針によると、2021年から4年間は、センター試験と同じ教科・科目です。これは学習指導要領(高校で学ぶ内容)が変わらないためです。つまり、問題を解くのに必要な知識については、変わらないといえます。
Q2 試験時間は変わりますか?
試験時間は、「記述式」が導入される「数学Ⅰ・A」「国語」の試験時間が変わります。「数学Ⅰ・数学A」は70分(センター試験は60分)、 「国語」は100分(センター試験は80分)です。他の科目の試験時間は変わらない予定です。
Q3 日程はいつになりますか?
センター試験と同じく1月の中旬に予定されています。
Q4 センター試験と比べると、どちらが難しいのですか?
大学入試センターは試行調査のマーク式問題において、平均得点率を5割程度と想定して作問しています。一方でセンター試験は平均得点率を6割と想定し実施しています。平均得点率で比較すると、現段階では「大学入学共通テスト」の方が難しいといえるでしょう。出題される単語量・問題量の増加や新たな出題内容(例:正しい答えをすべて含む選択肢を解答する問題)など、対策していないと難しいと感じるものが増えたためと考えられます。「大学入学共通テスト」では小手先のテクニックではなく、“本質的な理解ができているかどうかが問われていく”ため、今からスタートを切って着実に準備を進めていきましょう。
Q5 入試形式が変わったら勉強の方法も変わるのですか?
入試形式が変わっても、問われる「知識」のレベルや内容は同じため基本的には変わらないと言っていいでしょう。しかし、実用的な内容が出題されることや記述式になることなど新たに導入されるポイントを考えると、十分な準備をするための演習時間を確保しておくことが重要です。

※2019年4月時点の情報を基に作成しています。

コラム1 やるべきことは変わる? コラム1 英語入試の変化グラフ

高3生になると、これまで通りの国公立2次試験・私大の対策に加え、「大学入学共通テスト」の記述対策など新入試に対応するための準備が多くなることは明らか。「大学入学共通テスト」で問われる記述力は一朝一夕で身につく能力ではないため、十分な演習時間を確保する必要があります。だからこそ、高2生・高1生の段階から受験勉強のスタートを切って、まずはすべての土台となる基礎力を盤石に固めることがポイントになるのです。

コラム2 今からのスタートが大事!? コラム2 難関大学受験者(現役)の高校3年間の総学習時間

上の図は、センター試験世代の先輩の学校授業外での学習時間を比較したものです。
現役合格者の学習時間はなんと4,075時間。高3生になる前の時点で既に1,685時間も学習していることがわかります。毎日学習したとしても1日2.3時間。センター試験から「大学入学共通テスト」に変わり、やるべきことが増えると考えると、現役合格に必要な学習時間はさらに必要になることが予想できますね。


つまり!

今から始めることがポイントです!

4.共通テストで求められる力

思考力

筆者の主張や対比されている事柄などを大局的に捉えながら、本文を構造的に理解する力。

判断力

グラフ、会話文、新聞記事など、複数の資料を相互に関連付けながら整理し、与えられた課題について、さまざまな視点から比較・考慮する力。

表現力

本文から理解した内容を整理し、根拠に基づいて論理的に記述できる力。

「思考力・判断力・表現力」を測るため、試行調査の国語では、一つの文章を深く読み取るだけでなく、グラフや表を含んだ複数の資料から正しい情報を読み取る問題が出題されました。

大学入学共通テスト問題例

タップで詳細確認できます

国語の第2問では、複数の表を含む文章に加えて2つの資料から正しく情報を読み取る問題が出題されました。
2018年11月実施 試行調査

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5.将来の夢・目標が、より重要となる

 新しい入試のポイントは、試験が変わることだけではありません。試験の点数だけでなく、志望理由や課外活動への主体的な取り組み、将来の目標などを総合的に評価するAO・推薦入試が今後拡大する見込みです。
2020年度からAO入試は総合型選抜へ、推薦入試は学校推薦型選抜へ、それぞれ名称が変更されます。国立大学は2021年度までにAO・推薦入試の定員を全体の30%とする目標を掲げるなど、AO・推薦入試を重視する動きがあります。
東進では、学力を飛躍的に高める授業だけでなく、将来の夢・志を育み、目標をよりはっきりとさせる「未来発見講座」を数多く提供しています。将来、自分の人生をかけて何を成し遂げたいかと真剣に考えることは、AO・推薦入試のためにとどまらず、夢・志への中間目標である志望校合格に向けた努力の原動力となります。

各界一流の講師による講演会とワークショップがセットになった特別授業。世界の第一線で活躍されている先生の知見から学び、視野を広げるとともに、ワークショップでは限られた時間内にチームの意見をまとめて発表するコミュニケーション力と発信力が鍛えられます。

大学学部研究会は、日本を代表する一流教授陣が一堂に会し、人生を懸けて取り組んでいる研究内容を、次代を担う高校生、中学生とご父母の方々へ熱く語っていただく貴重な機会です。ぜひ各分野の最先端で活躍されている先生方の講義を受けて、興味・関心を掘り下げ、そして大きな夢を育んでください。


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