きょうから大学入学共通テスト 被災の受験生は追試験の対象も

全国で49万人が出願している「大学入学共通テスト」が13日から始まります。能登半島地震で被災し本試験を受けられない受験生は、追試験の対象となるなど特例措置が実施されます。

ことしで4回目となる大学入学共通テストは、
▽本試験が13日と14日、石川県を含む全国668の会場で行われ、
▽追試験が今月27日と28日に行われます。

ことしの志願者数は49万1914人で、結果は全国864の大学などの入試に利用される予定です。

今回の能登半島地震を受け、石川県内の会場で受ける予定だった受験生は、被災の程度にかかわらず全員が「金沢大学角間キャンパス」での追試験を受けられるなど、特例措置が実施されます。

大学入学共通テストは、受験票をなくしても本試験や追試験を受けられ、地震で紛失した場合は仮受験票の発行に学生証や顔写真は不要だとしています。

今回の試験では、新型コロナの位置づけが「5類」に移行されたことを受け、前回まで求められていた試験中のマスク着用は不要となり個人の判断となっています。

また出題教科と科目は、来年から新しい学習指導要領に対応して「情報」を含む7教科21科目に再編されるため、現在の6教科30科目で出題されるのは最後となります。

大学入学共通テストは、13日午前9時半から地理歴史・公民の試験が始まります。