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実力講師陣による父母のための難関大合格講座レポート

渡辺 勝彦 先生

基礎から難関大英語までどのレベルにおいても、その指導力は「予備校界の達人」と呼ぶにふさわしい。「受験を楽しむ」極意を伝授し、ごく平均的な高校生を難関大に多数合格させた実績はまさに圧巻。「スーパー速読法」を駆使して、難解な長文問題も速読即解が可能に。明快な口調とテンポの良い授業は時間を忘れてしまう! いつまでも終わってほしくない、とにかく面白く感動的な授業が全国の受験生から大絶賛!!

現在の学力や好き嫌いは全く関係なし、全てリセット

トップレベルの難関大学に現役で合格するには、現在の学力は全く関係ありません。また、現在の成績も全く関係ありません。なぜなら各大学の入試問題の傾向は予めわかっていますので、正しい方法で英単語を覚え、長文を読み、英作文を書けば、誰もが本気で難関大学を目指せるからです。同様に、英語の好き嫌いも全く関係ありません。好き嫌いは知識や情報量に比例します。英語嫌いと言っていたのに、知識が増えるにつれて好きになり、なかには英語の教師になる人もいますから。この私です。

ですから過去はすべて「リセット」してください。英語は応用を学びながら同時に基礎を補っていくことだって可能な科目です。一旦リセットして、ゼロから本気になってスタートすれば、最短で3カ月、遅くても半年あれば、トップレベルの英語力に近づけるのです。すべてにブレーキをかけてしまう「今さらムリ、どうせダメ」という気持ちもリセットしましょう。逆に英語が得意という生徒も、一度リセットしましょう。得意という油断が、苦手に変わってしまうことがあります。得意だからこそリセットして、本当の意味で、英語を完成させることを急いでください。

難関大学現役合格までの絶対なるシナリオ

これからお話する『難関大学現役合格への絶対なるシナリオ』を守ってくだされば、皆様のお子さんはきっと志望大学に現役合格できるでしょう。そのシナリオとはズバリ、「英語は、高2の3月31日までにケリをつける」。つまり高2の3月末までに、「志望大学の過去問を制限時間内に解ききり、ほぼ合格点に近いレベルに到達する」ことです。



なぜ、英語を高3に持ち越すと厳しい状況となるのか? 2017年の早稲田大学法学部の入試問題で見てみましょう。7つある大問のうち、第2問1つだけで2000語近くあります。センター試験の英語問題全ての合計が約4000語ですから、いかに分量が多いかがわかります。高3で突然このような超長文の過去問に取り組むと予習だけで数時間かかり、復習する余裕などありません。しかし、高2の3月末までに英語のケリがついている生徒は予習と復習を合わせても30分もかからないでしょう。高3に英語完成を持ち越すと、逆転どころか、学力差はますます広がるばかりです。

高2の3月末までにケリがついた生徒は、高3ではこの英語力を維持するだけで済み、余力を理科や社会などの他教科に使えます。また、英語のセンター試験本番レベル模試の結果を見ると、東大に合格した生徒は高3の4月時点で英語は約9割の得点率で、同様に難関私大・国公立大の生徒も、高3の4月で約8割となります。つまり、どちらの生徒も高3の4月の段階で英語のケリがほぼついていることがわかります。次に他教科の一つとして日本史の例を見ると、難関大合格者でも、高3の4月では約5割の点数ですが、12月には合格ラインに達します。英語にかけていた膨大な時間を他教科に振り向けた当然の結果でしょう。高3では誰もが必死で頑張るのは当たり前のことなのです。難関大学現役合格のポイントは高2の3月までに英語のケリがついているか否かなのです。

英語のケリのつけ方はこれだ!

現在の英語入試問題は、ご父母の皆様の時代よりもレベルが高く、実用英語に近い内容です。例えば、先程述べました早稲田大学法学部の英作文の問題では、世界の人口の増加のグラフを見て、読み取れることを英語で説明し、その結果、人類が将来直面する問題点について相当長い英文でまとめるなど、極めて難解なものとなっています。いわゆる「受験英語」という言葉は、もはや死語なのです。

では、どうやってケリをつければいいのでしょうか。まず、『共通テスト対応英単語1800』を使って1800語の英単語を1カ月で覚えてください。難関大学の長文に出てくる英単語の97%以上は、この1800語に集中しています。次に即戦力となるのが英熟語。『英熟語センター750』を単語と同時進行で1カ月で覚えます。英文法の整序問題や長文問題の空所補充には、英熟語を知っていれば解ける問題が少なくないのです。そして次は英文法。分厚い英文法の参考書を丸暗記するのではなく、大学入試に頻出の英文法の問題を、東進の『システム英語文法編』を使って、徹底的に短期集中でマスターします。その後は構文を150〜200個、音読して覚えてください。構文は、文法と長文の橋渡し的役割を持っています。また、構文中の単語を入れ替えれば英作文も書け、音読することで英語を話す力が同時に身につきます。

最後に、英語長文は、前から順に意味のかたまりごとに区切りながら読み、後ろの情報を前に継ぎ足すように理解していきましょう。段落ごとに要点をつかむパラグラフリーディングを駆使し、文章中にちりばめられたさまざまなディスコースマーカーを意識して読むことで、長文を速く読める力がつきます。私の場合は、『スーパー総合英語』の講座で、生徒たちに1分間で150語を目指させます。

最後になりますが、お子さんが、過去も未来も断ち切って、今日一日に全力を尽くしきるよう励ましてください。ご父母の皆様ご自身も、恐れず新しいことに挑戦し、今日を大切にする姿を、お子さんにお見せになって、ぜひとも最後までお子さんを信じて暖かく見守ってあげてください。

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