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勉強の姿勢は、大学に入り社会人になっても一生活きる
志望校については、当初は経済系がやりたいな~とは考えていたものの、具体的に○○大学に入りたい!といったことはなく、とはいえ早稲田の系属校にいる以上早慶以上は行きたいな、などとかなり曖昧でした。あまり高校に行けていなかったので、やった量が出来に直結する英語や世界史がかなり弱く、英語は今井先生のC組、世界史は通史講座から進めていきました。
4月頃には一橋や東大など国立を目指したいと考えるようになりましたが、初めての共通テスト本番レベル模試は64%と渋い結果に。しかしどうせ遠いなら受かった時に一番嬉しい所を、と東大に照準を定めました。幸いにも時間は有り余っていたので受講を熱心に進め、特に世界史はボリュームが多く予習復習のサイクルを維持しながらコンスタントにこなしていくのはハードでしたが、何とかやり切ることが出来ました。その結果として6月・8月の共通テスト本番レベル模試では76%、83%と成績を大幅に伸ばすことが出来ました。特に英語は8月模試ではリーディングを時間内に解ききることが出来るようになり、97点を出せました。
夏休みごろからは過去問演習講座大学入学共通テスト対策を活用して演習を進めていきました。まだ過去問は1年分しかなかったですが、予想問題が充実していて実践力強化につながりました。しかし東大本番レベル模試では6月・8月共にE判定で、自分の力不足を痛感しました。特に東大世界史の大きな特徴である大論述は巨視的な視点をもって知識同士を結び付けていく必要があり、春から通史を1から始めた私にとってはかなり高い壁でした。
夏休みは二次対策も本格的に進めていき、過去問演習講座では東大過去問の添削を受けながら傾向を知っていき、志望校別単元ジャンル演習講座もこなして知識を記述答案にしていくための実践力を磨いていきました。10月の東大模試では判定がDに上がり、同時期の東大の模試ではA判定もとることができ、着実に実力がついてきていることを実感できました。共通テスト形式では充分取れるようになっていたので、年末まではほぼ東大対策に充てていました。早稲田の政経・社学・商も併願する予定だったので、早めに過去問を解いて傾向をつかみました。年末は千題テストで世界史の総ざらいを行い、年明けからは共通テスト対策の比重を重くして千題テストの復習や問題演習を積み重ねました。
共通テスト本番はやはり空気が異様でとても緊張しましたが、結局やることは普段の問題演習と同じだと思い直して心を落ち着けました。数学を始めとした歴史的な難化もありましたが787点を取ることができ、結果早稲田の社学と政経を共通テスト利用で合格できました。共通テスト後はひたすらに東大に向かっていき、最後の総仕上げを行いました。直前に早稲田の合格も出て少しモチベーションが落ちそうになりましたが、とにかく集中して臨みました。
東大本番は私大を練習でいくつか受けたこともありそこまで緊張しませんでした。特に英数の難化や予想外のテーマの世界史大論述によって苦しい戦いを強いられましたが、文字通り最後の1秒まで1点をもぎ取るために粘りました。正直やり残したこともかなりあり手ごたえもイマイチで、合格発表までの二週間のうちに、仮に不合格でもその結果を受け入れる準備が出来ていました。
3月10日、半ば諦めもありながら合格発表を見ると、そこには僕の受験番号がありました。はじめは嬉しさよりも「なぜ??」という気持ちが勝りました。しかし今は、ここまでの1年の努力が東大合格という形で報われた達成感に身を浸しています。とはいえこの努力は単に合格を掴むためだけの道具ではなく、ここで培った勉強の姿勢は、大学に入り、社会人になっても一生活きると思います。これから直面する問題は必ずしも答えがないものかもしれませんが、この1年を思い出して人生の糧としていきたいです。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
受験生を合格させようという熱意に溢れ、やる気につながった。
どんな時でも自分のことのように応援してくれ、心の支えとなった。
圧倒的に返却が早く、感触を覚えているうちに採点結果や採点基準を見ながら振り返りをすることができた。
Yes
前週の振り返りや週の予定立てを通じて、少し思ったように学習が進まなかったときでもやる気をリセットする機会となった。
受験とクイズでは内容や勉強法の点で重なる部分も多く、それぞれが相互に役に立った。
1週間や1日ごとの学習予定を立て、やることを明確にした。
大学へのこだわりがあまりなく一橋と東大で悩んだが、どうせ遠い道のりなら、と受かったときにより嬉しい方にした。
【 今井宏の英語C組・基礎力完成教室 】
文法を基礎からしっかり固めることができ、また音読を通じてリスニング力の強化にも役立った。
【 東大対策地理 】
歴史などと異なり暗記だけでなく思考力の比重も高い地理において、「東大」を掲げる割に分かりやすく、しかしながら深い理解につながった。
【 東大対策世界史 】
東大世界史の要である大論述を中心に、東大の出題傾向を詳しく掴むことができ、対応力がついた。