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ネガティブになっている自分を客観的に捉え、どうすればいいのかを考えたことが合格につながった
高校二年生から三年生の夏休み前の間にたくさんの講座を受講し、一日の勉強時間が入学する前より大幅に増えたことがとてもプラスに働いたと思います。高校三年生の夏休みに入ると東進では共通テストと二次試験の過去問を10年分やり、秋から志望校別単元ジャンル演習講座をやることに普通はなりますが、僕の場合は夏休みに二次試験の直近10年分をまだ実力がついてない段階でやるのはもったいないと思い、また今まで取った講座をもっと完璧に理解するまで繰り返し使いたいという気持ちから、直近10年は秋以降のために取っておき、夏休みからは今までの講座の復習を徹底的に行い、志望校別単元ジャンル演習講座は取らないことにしました。結果としてこの選択が正しかったと思います。
この頃はすでに勉強習慣がついていたので、新たに志望校別単元ジャンル演習講座を取ったとしても今までの教材の復習に手がまわらず、また志望校別単元ジャンル演習講座の方も使い切れずに全て中途半端に終わってしまっていたように思います。秋からは週に一年または二年のペースで過去問や模試を受けて行きました。土日に一年分を解き、そして一週間かけてじっくり復習し、学んだことを自分なりに抽象化して次に活かそうとするというサイクルが僕の理想でした。
実際には抽象化して応用を効かせる段階がうまく行かなかったことがほとんどで、同じようなミスを何度もしてしまい、効率もあまり良くありませんでしたが、ミスを何回もしてそれが印象に残って最終的には全てではなくともいくつもの弱点を克服することができたので良かったと思います。
そして二学期も終わりいよいよ試験が近づいてきた冬期、直前期はメンタルとの戦いでした。試験が近づいてくると、自分の穴がどんどん見つかってきてとても不安になりました。僕は完璧主義な性格でもあったため、効率や弱点の完全なる克服を追求しすぎていました。そしてそれが短い時間では実現できないが故に、過去への後悔や迫りくる試験への不安が増大して行きました。
それに加えコロナ禍ということもあり、二次試験が終わるまでずっと家という自習室と比べたらどうしても効率が落ちてしまう環境の中で、一人で勉強することとなったこともネガティブな感情の種になりました。本当に辛かったです。
しかし、そのようにネガティブになっている自分を客観的に捉え、どうすればいいのかを考えたことが合格につながったのだと思います。僕の場合、今までの模試の判定はコンスタントに良かったので頑張ろうとせず、今まで通りにやればできると思いこみ、また完璧主義を捨て、「これだけは使いこなせるようになろう!」と一つずつ「自分ができるようになりたい」ことを身につけていくようにしました。ある程度今までより雑になったことが心のゆとりになった気がします。
他にもオリンピックを見てアスリートたちの大舞台で全力を出しきる姿を見たり、好きだけど苦手だった数学に過度に期待することをやめたり、全国に自分より1000人(理科一類の枠は1100人くらい)も頭いい人がいるわけがないと自分を洗脳したり、とにかくたくさんのことをしてネガティブな感情をなるべく抑え、ポジティブに前向きに考えようとしました。また、家で集中できなかったことに関しては仲のいい友達とビデオ通話をすることによって集中力を高めました。一緒に勉強してくれた友達には感謝しかないです。結局最後はメンタル勝負です。
僕は東大の他に東京理科大学と早稲田大学を受けましたが、最後の東大を受ける時が最もメンタルコントロールがうまくできたため、三校の中では一番全力を出し尽くせた感じがします。後輩の皆さんも冬期、直前期になる前までは自分のできる限り勉強し、直前では少なくとも、今まで自分はめちゃくちゃ勉強したと信じ、最後まで突き進んでください。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
赤門の前で祈ってくれたこと。
解説授業をしっかりと見るべきです。
Yes
友達がたくさんいるから。
息抜きになって楽しかった。
時間がある時に講座を受ける。
直前期は辛かったが、オリンピックを見て大舞台で活躍するアスリートから勇気をもらった。
大学に入ればやりたいことを学べるし、世界も広がるという将来の期待を考えていた。
周りの友人に感化された。
自調自考できる、オリジナリティを有する建築家になりたい。
【 ハイレベル物理 力学 】
物理の本質を教えてくれるから。
【 ハイレベル物理 波動・熱力学 】
物理の本質を教えてくれるから。
【 ハイレベル物理 電磁気学 】
物理の本質を教えてくれるから。