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3つのアドバイス:未来をイメージする、習慣づけ、優先順位をつける
1つ目は、未来をイメージすること、感情を最高点に持っていくことです。
いきなり抽象的だし根性論か?と思われるのも無理はありません。しかし!実はイメトレこそが原点なのです。勉強に限らず、なりたい姿、やりたいことを想像することは、維持するのが難しいと言われるモチベーションをその都度引き出すことができるスイッチです。私は中高5年間バドミントン部に所属していましたが、素振りをする時やラケットを持っていない時でもシャトルを打つのをイメージしながら練習すること、これが一番上達を早めてくれたものだと確信しています。勉強でも全く同様です。だらけてきたらその都度、第一志望の大学を歩く自分を想像する、キャンパスで優秀な仲間たちと会話している姿を想像してみる、などをすると、未来の像がはっきりしてきて、脳が今後起こりうる未来だと錯覚してくれます。自分はできる、この大学に行く、と強く思うことで脳が活発に働き、逆に自分なんて受からない…とか思っていると脳が思考停止して何もいいことは起こりません。過度な不安はしなくても、大丈夫です。そしてこれ以前に、行きたい大学への強い熱意がまだない場合があると思います。
これを書いている私でさえも、東大東大!と高1ぐらいから言ってきたものの、一橋もいいな…文三じゃなくて文二でいいのかな?と高3秋くらいまでは心の奥で迷い続けていました。東進の先生もおっしゃっていましたが、「行けたらいいな」ではなく「絶対に行く」でないと受からないらしいです。こればかりは、ホームページを見たり学部の内容を調べたり、そして何よりも実際にキャンパスを見学しにいくのがいいと思います。よく聞くことだと思いますが、実際のキャンパスや大学生の雰囲気を感じると何か自分の中での未来像が固まってきますし、モチベーションも上がります。それでも熱意がわかない場合は、行きたい候補の中で一番高いところをとりあえず目指し続けてください。受験期が近づいてくると、もう変える余裕もなく、その大学のための勉強を続けてきたわけなので、そこにしか目がいかなくなります(最終手段ですが(笑)。私もこれに近いところがあったかもしれません)。そして入試当日は、何より気持ちが大事です。朝鏡に向かって笑顔で「私ならできる☆」と明るくつぶやきましょう。全てがうまくいきます。
2つ目は、習慣づけが極めて大事だということです。
私は家で勉強できないタイプで、休日東進に行かなければ何もせずに1日を過ごせるほどでした。勉強できる環境に身をおくには、学校で残って勉強するなり、東進の自習室に毎日通うなどして、勉強時間を毎日確保することを習慣化するのが一番楽です。集中していたかは時によりますが、私も高1の途中から東進に入り、毎日22時まで勉強して帰る習慣がついたことに関して、一番東進に感謝しています。
勉強自体の習慣がついたら、次に英語の習慣をつけてください。東大受験生はリスニングが二次試験にもあるので、リスニングを毎日聞いて英語耳をつくるのが重要です。受験直前期には、帰り道や手洗いうがいしている時、食事中ですら英語を聞いていました。どこでも流せるように、CDよりもスマホから聞くのが楽だと思います。ちなみに私は毎日のようにboocoというアプリでキムタツの英文を聞いたり、時々TEDで興味のある講義を聞くなどしていました。高3秋からは共通テストのリスニングと共に、東大リスニングも継続してやることをおすすめします。
3つ目は、優先順位も忘れずにつける、ということです。
受験生になる前は、得意も苦手もまんべんなく勉強してもいいのですが、受験生は思ったより時間がありません。あんなに文字だらけの計画表の3つしか消化できていないのか…などと絶望することだらけです。そんな時、優先すべきはやはり苦手科目です。模試や学校のテストなどでもある程度苦手が見えてくると思うので、その科目の過去問だけ年数を増やすなどするのです。私も、英語が苦手で先生に最後まで心配され続けてきました。得意な国語は結局5年分ほどしか過去問をやらなかったと思いますが、英語は25年分に過去の他塾の模試まで解きました。ここまで振り切らなくても、そして最後まで成績が思ったほどは伸びなかったとしても、やれることをまずは量メインにやっていくと、救われることがあります。
特にほぼ記述式の東大を受けようとしている方で苦手科目があるなら、今までの勉強で伸ばしきることが難しいかもしれないので、先生に勉強法を相談したり、記述の添削をみっちりお願いするなどした方が良いと思います。受験勉強だけでなく、模試や入試本番でも優先順位は命です。東大は試験時間が長いにもかかわらず、時間が足りず最後まで解き終わらないことがあります。そんな時は難易度を見極め、とばす勇気が必要になるので、模試を受ける際に自分の中の、通常の優先順位を確立しておくと本番焦らずに臨めます。長くなってしまいました。
最後に学校の先生の言葉を載せておきたいと思います。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」負ける時、なにかしら負ける要因が必ずあります。しかし正しい努力をしていれば、どんなに目標との位置が遠いように思えても、勝てることがあるのです。私も「不思議の勝ち」を貰ったようなものですが、今までの受験勉強に勝ちに繋がる努力を少しでもしていた、と思えるのが今とても嬉しいです。皆さんもぜひ後悔の少ない受験生活を、何よりもイメトレを大切にしながら走り切ってください!絶対に「勝ち」は手に入ります。応援しています。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
受験日程だとか、細かく計画を立てる際に今まで見てきた生徒の例などを踏まえつつ的確なアドバイスをもらえた。
勉強のやる気を出させてくれたり、試験の前に背中を押してくれるコメントをしてくれる。モチベーションが上がる!
何しろ他の塾より圧倒的に回数や頻度の多い模試。毎回当日受験することで形式に慣れることはもちろん、時間配分や優先順位の確認や弱点発見に活かせる。特に地理の問題がわりと良いテーマを選んでいて、まんべんなく復習できるのでおすすめ。さらっとでもいいので復習をすることが大切!
Yes
家族の紹介
家から近いから。
毎週楽しい時間として息抜きとして活用できた。仲の良い友達もできるし、お互い話を共有することで頑張れる。先生の受験話なども楽しみにしていた。
イメトレが大事だということ、最後まであ諦めないこと、辛い時こそ笑えるようになることは、全て部活で身についたこと。後輩や先輩から応援してもらえていると実感できるのも、部活に入っているからこそだと感じた。学校行事なども、やり抜く大切さ、仲間と一緒に頑張る大切さもいろいろなことを実感させてくれる。
公開授業は有名な先生がわかりやすく興味のそそられる授業をしてくださるので、一度行ってみると良い刺激になる。
入試の私立を受けている時、英語が頭に入ってこなくなる時期があった。先生に、「最近長文が読めない。集中が続かない」など声に出して相談してみたりすることで不安感が消え、また気を取り直して次の受験の過去問を時間をきっちりはかってやり続けることで、段々とまた読めるようになってきた。スランプだと思っても絶望せず相談して精神を落ち着かせ、新たな気持ちで、この前のは練習だったのだと自分に言い聞かせながら次に集中するとスランプを抜け出せる。
未来の自分を想像する。やる気を高めてくれるような受験ソングをたまに聞く。
日本最高峰の環境で、自分より一段階上の環境で、興味のある経済を学びたいと思った。完全に専攻を絞り込めていないので、教養課程があり悩む時間がある。
簡単には変えることのできない自分を少しずつ、自分の目指すところに向けて変えていくものだったと思う。たくさんの人から応援されている、恵まれている状況を改めて知ることができた。高い目標に向けて、自分の精神を少しでも鍛えることができた。
経済などに関する専門知識と応用力を身に着け、日本という国をより良いものにし、世界規模で貧困・環境に目を向けながら希望のある社会にしていきたい。
東進模試
弱点がすぐわかる。回数が多くてありがたい!直前期まであるのが最後の調整に重要。
高速マスター基礎力養成講座
リスニングは掲載問題数も多く、直前期も重宝していた。東大リスニングも雑音をつける機能があって本番仕様なのが良い。
実力講師陣
荒巻先生の世界史は本当に全員に見てほしい。
【 スタンダード世界史IX~XII(現代世界の成り立ち) 】
どの回を見ても、東進の講座の中で一番おすすめできるのが荒巻先生の世界史。流れ・世界史の軸が掴めます。知識を詰め込む前に絶対に見るべき授業。学校の復習として利用してもいいですが、まだ理解が追い付いていないところの流れや考え方の確認や予習に利用するとより良いです。知識勝負と言われる現代史も、まずはこの講座で流れを掴むと本当にその先の勉強がやりやすいです。
【 難度別システム英語 文法編Ⅳ 】
あとからも見直せるほどたくさんの情報が詰まっている!テキストを大切に保管するとあとでいいことがあります。
【 現代文記述・論述トレーニング 】
林先生が面白い。現代文という科目自体についても教えてくれる。