螟ァ蟄ヲ蜈・隧ヲ繧サ繝ウ繧ソ繝シ隧ヲ鬨楢ァ」遲秘溷ア2014
《現代社会》 設問別分析



【第1問】司法制度と環境問題
裁判を切り口とした内容だが、会話文方式で公害などの環境問題や法律、政策、経済発展を中心に「政治経済」的に幅広い出題がなされた。問5選択肢4「一票の格差」などの時事的要素もあるが、全般に確実な理論的事項の理解が必要となっている。

【第2問】社会心理と青年期
問3以外は倫理分野からの出題となるが、問1には一部人権分野が混ざっている。問3は一見待機児童や初産年齢など教科書の範疇を超えた出題に見えるが、合計特殊出生率の動向をつかんでいれば正解にいたる。問5のグラフ読解問題は知識なしでも解ける内容である。この大問は確実に得点しておくべき水準であった。

【第3問】高齢化と社会構造
8問ある大問であるが、高齢化社会を軸として社会保障、財政、女性に関する制度など関連する分野から丁寧に出題されているため、分野をまたがるかたちで理論的事項の理解が徹底しているかどうかが問われる内容となっている。試験中もっとも手ごわい大問だったことが想定される。問1選択肢2での年齢別人口構成のグラフの型名は2012年追試験第4問問8でも見られた出題となっているが、少子高齢化に関する事項については細かい出題もためらわない出題者側の意図が認識できる出題となっている。

【第4問】国際社会
リード文は「アラブの春」を取り上げているが、オーソドックスに国際社会の形成や組織について出題された大問となっている。時事的要素が含まれる出題は問3程度であり、他は理論的事項の学習をしていれば問題なく対応できる内容であった。

【第5問】企業と社会保障
大問としては今回唯一の経済分野中心の出題となっている。全般に基礎的事項を理解できていれば確実に正解を選びだせる内容であった。その中で問2の各国の失業率に関する設問は、2013年本試験第4問問3と同様与えられた条件による推論分析が必要であるが、それよりも時間をかけずに選択肢を吟味することが可能であった。

【第6問】政党と選挙
政党や選挙についてオーソドックスな出題となっている。問2の選挙原則や制度特徴は特に基礎的な出題となっている。問3の課題追究学習に関するグラフ形式についての出題は「現代社会」特有の出題であり、慣れが必要であった。
大学入試センター試験解答速報2014
表示:スマートフォン版│PC版