螟ァ蟄ヲ蜈・隧ヲ繧サ繝ウ繧ソ繝シ隧ヲ鬨楢ァ」遲秘溷ア2014
《世界史A》 設問別分析



第1問 歴史上の人や物の移動
Aは近年の東アジア海域における海底調査の成果、Bはアメリカの先住民とアフリカの黒人奴隷、Cはイギリスをめぐる人の移動について述べたリード文をもとに、前近代を中心とする歴史的出来事を問う問題。Bでは、20世紀初頭のアフリカで独立を保った国の位置を問う地図問題が出題された。Cでは、第二次世界大戦後のアフリカ諸国の歴史に関する誤文選択問題が出されたが、今年度の世界史Aの全体を通して戦後史に関する出題は、これを含めて2問だけであった。

第2問 世界史上の戦争と戦後処理
Aは前近代における戦争の様式の変容、Bは近世以降の戦争被害、Cはチェコとドイツを中心とする20世紀ヨーロッパの強制移住問題について述べたリード文をもとに、16世紀以降の歴史的出来事を問う問題。Aの地図問題では、イギリスの東南アジアにおける植民地拠点とその場所の組合せが問われた。Bでは、世紀単位で同時期に起こった出来事に関する誤文選択や二つの文の正誤判定が出題され、歴史的出来事の「ヨコのつながり」を意識した学習ができているかどうかが問われた。

第3問 世界史上の文化の交流や伝播
Aは中国を中心とする東アジアへの仏教の伝播、Bはバグダードを中心とする文化の交流、Cはスペイン語圏における聖ヤコブ崇敬について述べたリード文をもとに、前近代を中心とする歴史的出来事を問う問題。Aでは、インドにおける宗教と政治・社会とのかかわりに関する、やや長い期間のなかで起こった出来事の年代整序問題が出題された。地図問題は、第1回十字軍がイスラーム勢力から奪回した都市の名称と位置の組合せ問題であり、地図を用いた学習を心がけていた受験生は確実に得点できたものと考えられる。
大学入試センター試験解答速報2014
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