大学入試センター試験



形式はおおむね昨年通り。日本思想分野の内容が難しく、難易度は難化した。

大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問4、小問36は昨年と同じ。形式面では大きな変化はなかったものの、一昨年に10題、昨年に4題あった8択形式の問題が今回は1題もなかった。その代わり、昨年は3題あった6択形式の問題が4題となっている。4択形式が増えた分、形式的には易しくなったと言えるだろう。ただ、内容面では、生殖技術や家族形態についてのやや難しい知識が問われたほか、日本思想分野で小林秀雄・丸山眞男・坂口安吾といった細かい知識が問われた。また、これまでに出題例のない会沢正志斎が吉田松陰と合わせて問われ、西田幾多郎についても無の場所という難しい論点が問われた。こうした内容的な難しさにより、平均点は昨年よりも下がると考えられる。

年度 大問 出題分野 設問数 マーク数 配点
2019 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 8 8 24
2018 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 8 8 24
2017 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 9 9 24
2016 第1問 青年期、現代社会分野 10 10 28
第2問 源流思想 9 9 24
第3問 日本思想 9 9 24
第4問 西洋近現代思想 9 9 24

過去の平均点の推移

2018 2017 2016 2015 2014
67.78点 54.66点 51.84点 53.39点 60.87点
倫理