大問数 |
減少 | 変化なし | 増加
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設問数 |
減少 | 変化なし | 増加
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マーク数 |
減少 | 変化なし | 増加
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難易度 |
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化
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大問数4題、各大問の配点50点。設問数・マーク数も昨年通り。
第1問の評論は、比較的新しい文章からの出題で、人間の、現実をデザインするという基本的条件について具体例を通じながら論を展開している。文章量が昨年より1割程度増えており、読むのに少し時間がかかったかもしれない。また、問3が新傾向の問題で、問題文に関する図についての四人の生徒の対話が交わされる中、空欄に正しいものを入れる設問が出題された。文章の表現と構成を問う問6は、()が適当でないものを1つ選ぶ問題、()が適当なものを選ぶ問題なので、注意が必要である。
第2問の小説は、5年連続で女流作家の作品からの出題であった。ページ数、文字数、また、設問数、設問形式は昨年通り。現在、活躍中の作家の作品であり、時代的に古びた感じはしないものの、夫と子を亡くした妻の心境を中心とした内容で、受験生にはなかなか共感は得られにくいかもしれない。問5の理由説明問題は選択肢がまぎらわしく、問6の表現に関する問題は、本文を丁寧に読み返す必要があるため、正解を得るまでに時間がかかると思われる。
第3問の古文は、17年ぶりの歌論で取り組みにくく感じたかも知れないが、例年より本文が短く、内容自体は読みにくくはない。しかし、問われている内容が書かれている箇所を見つけられないと、解答しにくい問題もあった。問2の文法問題は新形式の問い方で、助詞に関わるのも新傾向と言えるが、問われている知識は基礎的内容。問5、問6は傍線部はないが、該当箇所を見つけて選択肢と照合する問題。全体を見わたす合致問題の出題はなかった。
第4問の漢文は、近年随筆的内容の文章が多かったが、本試験では1999年度の『列女伝』、追試験も含めれば2011年度の『宋史』以来、久々に史伝による出題であった。設問形式は、語の意味、解釈、書き下し文と解釈の組合せ、理由説明、内容説明に加え、主体を問う問題が出題されたが、大きな傾向の変化はない。
国語全体としては、昨年並み。
年度 |
大問 |
出題分野 |
設問数 |
マーク数 |
配点 |
2018
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第1問 |
評論:有元典文・岡部大介『デザインド・リアリティ−集合的達成の心理学』 |
6 |
11 |
50 |
第2問 |
小説:井上荒野「キュウリいろいろ」 |
6 |
9 |
50 |
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第3問 |
古文:本居宣長『石上私淑言』 |
6 |
8 |
50 |
|
第4問 |
漢文:李『続資治通鑑長編』 |
6 |
8 |
50 |
|
2017
|
第1問 |
評論:小林傳司「科学コミュニケーション」 |
6 |
11 |
50 |
第2問 |
小説:野上弥生子「秋の一日」 |
6 |
9 |
50 |
|
第3問 |
古文:『木草物語』 |
6 |
8 |
50 |
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第4問 |
漢文:新井白石『白石先生遺文』 |
6 |
8 |
50 |
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2016
|
第1問 |
評論: 土井隆義『キャラ化する/される子どもたち』 |
6 |
11 |
50 |
第2問 |
小説:佐多稲子『三等車』 |
6 |
9 |
50 |
|
第3問 |
古文:『今昔物語集』 |
6 |
8 |
50 |
|
第4問 |
漢文:盧文弨『抱経堂文集』 |
7 |
8 |
50 |
|
2015
|
第1問 |
評論:佐々木敦『未知との遭遇』 |
6 |
11 |
50 |
第2問 |
小説:小池昌代『石を愛でる人』 |
6 |
9 |
50 |
|
第3問 |
古文:『夢の通ひ路物語』 |
6 |
8 |
50 |
|
第4問 |
漢文:程敏政「篁墩文集」 |
7 |
9 |
50 |
過去の平均点の推移
2017 | 2016 | 2015 | 2014 | 2013 |
---|---|---|---|---|
106.96点 | 129.39点 | 119.22点 | 98.67点 | 101.04点 |