装蹄師

動物に関する仕事

蹄鉄を作り、馬の足に装着する仕事です。馬の足先の大きな爪を蹄ひづめといいますが、競走馬などは、蹄を保護し足を守るために、おもに鉄でできた蹄てい鉄てつというU字型の道具を蹄にはめています。

馬が全力疾走すると、1つの蹄に1トン以上の荷重がかかりますが、足先に蹄鉄をつけることにより、捻挫や骨折を防ぐことができます。

装蹄の作業では、まず馬の蹄鉄を外し、伸びすぎた蹄を削り、蹄に合わせて新しい蹄鉄を調整します。専用の釘で蹄鉄を取りつけたら、釘の先端を切り取ったり、はみ出した蹄にヤスリをかけたりして完成させます。

装蹄師になるためには、日本削蹄協会の「装蹄師養成認定講習会」を受講し、認定試験に合格する必要があります。資格は、2級・1級・指導級があり、レベルが実務経験と能力によって上がっていきます。日本中央競馬会・地方競馬全国協会・牧場・乗馬クラブ・装蹄会社などがおもな職場となりますが、ベテランの装蹄師の中には独立して開業する人もいます。

POINT

  • 装蹄師養成認定講習会を受講し、試験に合格する
  • 中央・地方競馬や牧場・乗馬クラブなどで働く
  • 蹄鉄の製作から装着までを行う

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