植物防疫所の職員

自然に関する仕事

植物防疫所とは輸入品や輸出品など、国内を流通する物の中に植物に被害をもたらす病害虫がないかを検査する農林水産省の機関です。

植物防疫所は空港・港に設置されており、植物防疫所の職員は、日本国内の植物に被害をもたらす危険性のある病害虫が、海外からの輸入品に混じっていないかを検査しています。一方で、日本から海外へ輸出される製品については、諸外国が要求している検査を行っています。

また、国内で輸送される物品についても、国内での病害虫の侵入や繁殖を防ぐために検査を行っています。輸送される物の中に、未承認の遺伝子組み換え農産物が混じっていないか、輸出入が禁止されている生物が混じっていないかも、植物防疫所の職員が検査しています。

植物防疫所の職員は国家公務員ですから、国家公務員採用試験に合格し、植物防疫所に配属される必要があります。そのあと、植物検疫に必要な植物学・応用昆虫学・植物病理学・植物防疫行政などの専門知識と技術を研修で学びます。

POINT

  • 流通品に病害虫がないかを検査する
  • 遺伝子組み換え食品などの混入も検査している
  • 国家公務員として、植物防疫所に配属される

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