環境計量士

自然に関する仕事

汚染・騒音・振動・有害物質などのレベルを測定し、分析する仕事です。法律で指定された項目や環境汚染物質を、法律で定められた方法で測定し、そのデータを計量証明書と共に発行します。環境計量士は国家資格です。よって、計量証明書は環境計量士でないと発行することができません。

具体的には、住宅地や学校が建設されるときなどに、その土地の水・土・空気などを採取して、そのサンプルを化学分析するのが仕事です。専門的な化学の手法を用いて、サンプルの中から環境汚染物質の濃度などのデータを集め、記録します。このデータが、のちに人々の健康や環境改善に役立っているのです。

環境計量士になるためには、大学で化学を専攻し、化学分析の基礎を学ぶ必要があります。卒業後は、環境コンサルティング会社などのうち、計量することを法的に認められている計量証明事業所に就職して、環境測定の実務を学びながら国家試験にチャレンジします。試験に合格し、所定の実務経験を積んで初めて環境計量士として認定されます。

POINT

  • 汚染・騒音・振動・有害物質などを測定・分析する
  • 大学で化学を専攻し、化学分析の基礎を学ぶ
  • 計量証明事業所に就職し、国家試験に合格する
この職業に近づく大学は?
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龍谷大学 先端理工学部 環境生態工学課程

工学系の知識や技術と自然環境や生態学の知識の両方を身につけ、環境問題に対して創造的に課題解決を提案する力を身につける。最新の研究設備やフィールドワークでの実践的な学びによって、創造的な視野や分析力を養う。

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東海大学 建築都市学部 土木工学科

2022年度新設。防災と環境を柱とし、構造・設計や材料、水工、地盤工学、施工、計画、測量といった分野を学ぶ。1年次に数学や物理、情報などの土木の基礎と測量の基礎を学び、2年次から専門性を深める。津波や液状化の実験や測量実習など、体験的な学びも用意されている。

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日本大学 工学部 生命応用化学科

生命、材料、環境にかかわる化学の力で社会に貢献する人材を育成する。環境に優しく機能性を備えた材料開発を目指す応用化学系、環境負荷の少ない産業プロセスを研究する環境化学系、医薬品、農薬、食品、バイオ材料を扱う生命化学系の3つの履修モデルがある。

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芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科

カリキュラムは建築、都市、環境の3つの相互に関連するエリアとそれらをつなぐ学際的領域によって構成されている。住宅、街、都市、地域から国土までを環境という視点でとらえ、従来の技術に加えシステムとして統合的に制御、管理、創造、再生することを目指す。

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