農作物品種改良研究者
食に関する仕事
「より栽培しやすい」「よりおいしい」などの様々なニーズに合わせて、農作物の新しい品種を開発する仕事です。
品種改良には長い時間がかかります。まず多くの原種から目的に合った母本(もととなる素材)を選び出して交配し、試験的に栽培します。どのくらい病気に強いか・収穫量はどうか・味はどうかなどを調べ、望む結果が得られない場合には、何度も試作を繰り返します。新しい品種が誕生するまでには最短でも5年以上かかるとされ、長いスパンの研究に取り組みながら、自分で農作業も行わなければなりません。開発にかける情熱と、根気よく物事に向き合うことのできる力を持ち合わせなければならない仕事といえます。
農作物品種改良の仕事に就くためには、大学でバイオテクノロジーを専攻して学ぶとよいでしょう。卒業後、種苗会社の研究職か、農業試験場(農業研究センター)に就職するか(都道府県が設置する農業試験場の場合は、公務員試験に合格後、配属されます)、大学の農学系の研究機関で研究を続けるという方法があります。
POINT
- 交配と試験を繰り返して新しい品種を生み出す
- 長いスパンの研究に取り組める根気が必要
- 大学でバイオテクノロジーを学び、研究職に進む
東京農業大学 農学部 農学科
植物生産の技術開発からバイオテクノロジーを活用した苗づくり、最新の流通システムまでを研究し、持続可能な次世代型の農業の創造に貢献できる人材を育成する。栽培技術や農作物の特性を学ぶための演習や実験が多く、実学的な知識を身につけることができる。
日本大学 生物資源科学部 アグリサイエンス学科
生命科学の様々な理論を学び、キャンパス内のフィールドでは作物生産や動物飼育などの技術を修得。理論→実践→検証の相互循環型学習から、価値の高い植物・動物性食資源を生産し、安定的に供給するしくみの構築や、多様化する消費者ニーズに対応する能力をはぐくむ。
明治大学 農学部 農芸化学科
人間生活に関わりの深い食品や環境分野の課題を、バイオテクノロジーと最先端の科学によって解決することを目指す。微生物を用いた環境技術の開発や生物由来の有用物質の探索など幅広い研究テーマが用意されている。3・4年次は研究室に所属し、卒業研究に取り組む。
神戸大学 農学部 食料環境システム学科
水・土地資源の利用と保全、作物の栽培から流通までを学ぶ生産環境工学、食料、農業・農村、環境の諸問題を扱う食料環境経済学の2つのコースを設置。環境と両立する食料生産システムの構築や食料問題、環境問題の解決に有効な社会経済システムの構築を目指す。
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