水産物の養殖家

食に関する仕事

魚介類を養殖して出荷する仕事です。日本の沿岸でおもに養殖されているのは、魚類ではタイ・マグロ・ブリ・アジ・ハマチ・ウナギ、貝類ではカキ・ホタテ・アコヤガイ(真珠)、海藻ではワカメ・ノリ・コンブなどがあります。この他に、スッポンや金魚などの養殖業者もいます。

養殖は、海面養殖と陸上養殖に大別されます。タイなどの魚は海に設けたいけすで育てますが、これを海面養殖といいます。成長に伴っていけすを移し、大きく育ったものを選んで出荷します。一方、陸上養殖は、ヒラメやアワビなどに用いられる、大きな水槽で育てる方法です。陸上養殖では稚魚の養殖も盛んで、稚魚は漁業者や海面養殖業者に販売されます。

養殖家のおもな仕事は、魚の世話と管理ですが、季節によっては赤潮や台風などへの対応も必要です。

養殖の仕事をするためには、養殖業を行う企業に就職するのが一般的です。地域によっては、人手不足から漁業従事者の育成プログラムや就業支援を行っているところがあり、これらの制度を利用するのも1つの方法です。

POINT

  • 魚介類の養殖には海面養殖と陸上養殖がある
  • 赤潮や台風などへの対応も必要
  • 養殖業を行う会社に就職して技術を身につける

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