漢方医

医療に関する仕事

漢方の医術を用いて病気や不調を治療する医師です。漢方とは、中国の伝統的な医学の考え方をもとに日本で発展したもので、植物や動物から作った漢方薬を服用することで自然治癒力を高め、病気や不調の治療を行う医術です。漢方薬は比較的副作用が穏やかであるとされ、日常生活の改善のために取り入れる人も増えています。

漢方では、患者の生活習慣と体質をもとに処方する漢方薬を判断します。そのため、漢方医は患者の食生活や生活習慣について数十項目に及ぶ問診を行います。また、患者の舌の状態を確認する舌診や、お腹を触る腹診を行い、患者の健康状態を診断し、その結果をもとに処方する漢方薬を選びます。西洋医学で用いる薬と併用することもあります。

漢方医になるためには、まず医師になる必要があります。大学では、医学部のカリキュラムで漢方の知識を学ぶことができます。医師になったあとは、漢方医の先輩のもとで働きながら知識と経験を積むのもよいでしょう。日本東洋医学会では、一定の基準により「漢方専門医」の認定をしています。

POINT

  • 漢方の医術を用いて病気や不調を治療する
  • まずは医師になる必要がある
  • 大学や漢方医のもとで知識と経験を積む
この職業に近づく大学は?
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北里大学 薬学部 薬学科

6年制。4つの大学附属病院と連携した臨床教育により、幅広い分野で活躍できる薬剤師を養成する。5・6年次は所属研究室での卒業研究と並行して病院・薬局実習に取り組み、病院や地域の保険薬局など臨床の現場で求められる知識や技術を実践的に習得する。

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富山大学 薬学部 薬学科

4年制。創薬の現場で活躍できる人材を育成する。
独自のカリキュラムや医学部との連携を通じ、物質としての薬に加え命を守るための創薬という薬学の基本精神も学ぶ。
「和漢医薬学総合研究所」が設置され、和漢薬の基礎知識から最先端までを学習できる。

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