パイロット、飛行士

乗り物に関する仕事

パイロット、飛行士になるためには?

日本でパイロットの仕事に就くためには、操縦する航空機の種類に応じた免許を取得する必要があります。そのためには、大きく分けて3つの方法があります。航空大学校へ進学するか、大手航空会社に就職して自社養成パイロットになるか、それ以外の訓練を受けて免許を取得するという道です。

航空大学校は、パイロットを養成する国内唯一の公的機関です。受験資格としては、25歳未満であり、4年制大学に2年以上在学(修得単位数に規定あり)しているか、または短大・高専卒業程度の学力があることが求められます。試験では学力と適性が試され、加えて身体検査もあります。在学期間は2年間で、卒業後、各航空会社へ就職します。

また、大手航空会社の中には、自社でパイロットを養成しているところがありますが、この場合は4年制大学、または大学院修士課程を卒業して、各航空会社のパイロット採用枠に応募する必要があります。出身学部は不問です。

この他に、パイロット養成学校などに通ってエアラインパイロットに必要な資格を取得し、航空会社への就職を目指す方法があります。専門学校の他、私立大学にも操縦士養成を掲げた学部や学科を設けているところがあります。

それ以外に、自衛隊でパイロットとしての訓練を受けたのち、民間航空会社に転職したパイロットも一定数存在します。

なお、日本では、パイロットのおよそ8割が大手航空会社で働いていますが、地域航空会社(コミューター)で乗客や貨物を運ぶ仕事に就いているパイロットもいます。

一方、海外の航空会社では、日本のように航空大学校や自社養成の制度を経てパイロットになるケースはほとんどないようです。国によって条件は異なりますが、パイロット応募の際には一定の飛行経験(飛行時間)が求められるため、ライセンスを取得したのち、様々な現場で飛行経験を積み、募集を探すことになります。採用にあたっては就労ビザまたは永住権が必要になるでしょう。

乗り物に関する仕事一覧に戻る

PAGETOP